はぢめてのユーザ車検

はじめに

これまでは車検はコバ○クに出してたんです.
セルフで整備してコ○ックに車検代行をお願いしてたってことですね.
コバ○ク車検代行(スーパークイック車検,だっけ)の手数料は1万くらいだったんですが,昨年あたりに13,000円くらいに値上げになってしまい,ウマミが減ってしまいました.
加えて一昨年末から乗っているBMW MINI が外車のため,コバックでは最低3万~手数料が取られるとのこと.
もういい自分でやる!

で,この日記は何かというと,未来の僕への備忘録です(爆)

車両

お車は,BMW MINI R52 コンバーチブル クーパーS です.初代 BMW MINI のスーパーチャージャーモデル(幌車)です.
いわゆる R50 シリーズ.
車検的には R50 シリーズはどれも注意点同じなんですが,こいつはハロゲンランプではなく HID (純正)です.

車検準備

車検までに準備する書類

準備する書類ですが,次:

車検証

説明不要.車にのってますよね?

自賠責証明書

これも特段理由がなければ車にのってるはず.
有効期限さえ生きていれば名義が他人でも(自家用なら?)大丈夫.

自動車税納税証明書

毎年6月頃来る自動車税のアレです.
自家用なら滞納してなければ省略可能です.たとえばクレカやオンライン決済・ATMなどで支払った場合,領収書がないから.
むろんその場で照会されてるので,滞納してたらばれます.

24ヶ月法定点検記録簿

ユーザ車検だからこそしっかりとした点検が必要です.というか,24ヶ月法定点検記録簿かけない人はユーザ車検とかやっちゃだめ.
こことかこことかの用紙を流用します.
排ガスは個人では書きようがないので,後述のテスター屋で検査してOKならOKとします.

車検場でゲットできるけど事前に準備できる書類

継続検査申請書

車検場に転がってるので現地で書けばいいのですが,勇んでいるぼくは事前に準備しました.
車検(継続検査)用の専用3号用紙を国土交通省から拾ってきます.
(こここれ←リンク切れしたのでこっち)

ちゃんとしたレーザプリンタとかでないと,うまく読み取れないらしく,国交省ページに書かれている要領で印刷できない人は諦めて当日もらいましょう.
書き方は後述します.

【追記】何度か罠にはまったので追記.ボールペンじゃないとはねられることあり.鉛筆で通ったこともあるけど….

車の準備

うちのお車はいわゆる外車です.しかもちょっぴり古い.こういう車はどこかしら壊れているものです.
いや,壊れていてもいいのですが,車検に引っかかる項目だけは事前に修理しておく必要があります.24ヶ月点検が全部OKなら問題ないはずですが,特に気をつける箇所だけ.


出発前も念のためチェックの図.

ガタ

車検場では車体を機械でユサユサされサスペンションが正常に動いていることやフレームにガタがきていないか検査されます.
下に潜って各ボルトが締め付けられているか確認しましょう.うちのは過去,主要なありとあらゆるボルトナットが緩んでいて,必死で締め直したことがあります.

ブーツ切れ

ジョイントのラバーブーツに穴があると一発で落ちます.
亀裂程度なら通ることは通るらしいです.

オイル漏れ

オイルが漏れてるってことは入ってるってことだろうなどというジョークはともかく,オイルもNG.
うちはここが一番怖かったんですよね.過去にはオイルが滴っていたこともありますが,おおよそは年末までにDIY修理しているのですが,それでもやっぱりにじみが出ている箇所があります.
一般論として,滴っていなければ大丈夫と言われていますが,オイルの水滴(?)があったりすると微妙.うちはそこまでではないものの,直前に足回りを清掃してから出発です.

発煙筒

整備でないけど発煙筒も交換しときます.

車検予約

車検は検査予約システムから予約します.
事前登録が必要(即ID発行)ですが,人気の午前のステージはすぐに埋まるので,2週間前から予約しておきます.キャンセルは前日までOK.

当日

忘れ物をしないようにしましょう.
上の書類に加えて,印鑑が必要です.これは継続検査申請書で使います.
→今は印鑑レスになりましたので、不要です。

テスター屋

一発で通すか,けちけち戦略か,いろいろあるんですが….ぼくは一発で通すほうにいきます.すなわち,事前に落ちやすい光軸やスリップサインのチェックをしておく作戦です.これは車検場の近所に必ずある「テスター屋」さんを使います.ぼくは所沢陸運局だったので評判のよい所沢テスターさん.車検場の隣のブロックにあります.

  • 車検場の予約時間の1時間前くらいに,テスター屋さんに行く.(所沢テスターは予約不要だった)
  • 「光軸・サイドスリップ・メータテスト・排ガステスト」を実施
  • ほぼ光軸はずれているので調整してもらう
  • 車検場のクセを教えてもらう

所沢テスターさんは,これらをやってもらってトータル2,200円(税込).

ここでは貴重な情報が得られました.

  • BMW MINI はスピードセンサがリアにあるので,4WD用検査レーン(所沢は3と5)でないと検査できないので,気をつける.(所沢テスターはFF用しかなかったのでテストできず)
  • BMW MINI はデフォルトでややトーアウト.トーインに設定している場合基準外で落とされることがある(その場でギリ基準内であることは確認してもらった.うち,アライメントとったときインよりにしてもらったんです…)
    • 逆に,トーアウトで落とされたときは,検査官に異議申し立てすべし,みたいな記事も読んだことあり.

また,ロービームは光軸調整してもギリギリアウトっぽいので,ハイビーム試験で合格させるようにアドバイスがありました*1
所沢では,最初ロービームで光軸テストがあって,NGの場合はハイビームに切り替えてテストを継続します.ハイビームがOKならそれでいいっぽい.
ハイビーム試験をするときは,ロービームを紙でカバーするのですが,そのカバーはその場で所沢テスターさんが作ってくれ,ライトの横に貼り付けたまま車検場へ出発.
あと,ぼくはむき出しなので関係なかったですがホイールの取り付けボルトナットの検査とかあるから,ホイールカバーは外しときましょう.

本番

自分の時間がくるちょっと前に車検場に着くようにしましょう.15分前にくれば多分大丈夫.

自賠責・重量税や検査料金を払う

これは多分自分の検査時間より前に行っても大丈夫です.
所沢の場合はA棟へ向かいます.

わかりにくいけど,後ろに移ってるガラス張りの建物がA棟.

「はじめてなんですぅー」といいながらお姉さんに近づきましょう.したらあれこれ教えてくれます.
ぼくは12:30くらいに行ったため,誰もおらず丁寧に教えてもらえました.

自賠責証明書を渡し,25,830円払い新自賠責証明書をもらいます.このとき,旧も返却されます.こちらもチェックされるので持っておきましょう.(お姉さんが同じ袋に入れてくれる)
その後,隣のカウンターで,重量税の印紙として34,200円を支払い,加えて,継続検査料等々で,印紙400円・証紙1,300円の1,700円支払います.
このタイミングで自動車検査表I(審査依頼書)と自動車重量税納付証明書を渡されます.自動車検査表は本検査でスタンプラリーに使われます.

各種申請書を記入する

所沢の場合はB棟に移動します.

ここも自分の時間が来る前に入って,おいてある申請書を埋めておくといいでしょう.
ここで記載するのは次:

  • 継続検査申請書(印刷・記入&持参してもいい)
  • 自動車検査表I(審査依頼書)(↑でもらったやつ)
  • 自動車重量税納付証明書(↑でもらったやつ)

継続検査申請書ですが,24ヶ月法定点検を後整備として提出しない場合は定期点検を「|」にします.ぼくは点検簿を提出するので空白.



この6つがそろったら,OK!(点検簿がない人は5つ)

検査申し込みをする

所沢の場合は,書き終わったら,B棟7番(ユーザ車検)カウンタで整理券をとっておきましょう.ぼくはそんなルールがあると知らずに,一番乗りにかかわらずラストになってしまいました….
呼ばれたら書類を見せて,不備がなければレーンに並べるようになります.ぼくは5番でした.テスター屋のおいちゃんが3か5に並べといっていたので,これでOKですね.

検査にいく

…前に見学しましょう!
所沢の場合は5番レーンが見学コースになっています.気にせず(牽かれないように)ズカズカ入り込み「見学させてくださーい」と怒鳴りましょう.5番レーンの入り口までいけば見学コースが図示されているので迷うことはないはず.

検査にいく

ここからは所沢ルールもあります.

  1. レーンに並び数十分待ちます.
  2. 入り口あたりで検査官がやってきます.「はじめでーす!」と叫びながら書類をすべて渡します.すると「人がつきますよ」とのこと.やったぜ.そしてこの場で車両チェック.
    1. 前後ウインカー・前後ハザード・ワイパー・ウォッシャー・ロービーム・ハイビーム・リバースランプ・フロントフォグ・リアフォグ・ホーン等々チェック
    2. ボンネットを開けさせられて,車台番号チェック.初代 BMW MINI の車台番号は運転席側アッパーマウントの周辺.
    3. 運転席・メータチェック,走行距離チェック
  3. 中に入ると最初が排ガスチェック.初っぱなから誰もついてくれないが,検査棒をマフラーに突っ込んでまつだけ.隣にあるディスプレイが検査中→○ となったら検査票をスタンプ台に突っ込む.
  4. 次はスリップテスト.ここから人が出てきた.ゆっくりハンドルまっすぐでOK.確かここも降りてスタンプしたはず.
  5. 前に進むとスピードメーター検査・ブレーキ検査・ビーム検査をする台に乗せるように指示あり.前のディスプレイがイラストたっぷりで非常にわかりやすい.
    1. スピードを上げて40km/hでパッシング.OK
    2. フットブレーキを思いっきり踏む OK
    3. サイドブレーキを超思いっきり引く OK
    4. やっぱりロービームはダメ(左が).ハイビームテストになったら検査官が出てきて,テスター屋のおいちゃんがつけてくれてたカバーを装着してくれてた. OK
    5. スタンプ.このあたりでまた人がいなくなる.
  6. 検査穴の上にとめる.右前輪をレーンの輪止めの中に落とす.
    1. エンジンをOFFしてまっていると,前方のディスプレイで指示される.めっちゃ揺れる OK
    2. スタンプ
  7. これで全部終了なので,検査穴の隣にある監視室の人に合格印をもらう(はんこもらうとか知らなくて,もらい忘れた).


最後でちょんぼでした.はんこいるんですね!写真の赤丸は,はんこもらってこいよ!と言われたときにつけられたやつ.
のこのこ車をおいて制御室にいって,はんこもらいました.ここも全書類必要です.

車検証とステッカーをもらう

検査申し込みをした場所(所沢はB棟)に戻り,書類を見せると,車検証とステッカーをその場で交付されます.
おしまい

*1:所沢車検場はロービームテスター完備です.今はロービームでヘッドランプの適合検査が行われていますが,かつてはハイビームで適合検査をしていました.今は検査場も移行期間ということもあってどちらか一方で通ればOKです.今後どうなるかはしらん….所沢はロービーム×→ハイビームと自動で試験が切り替わるようになっています.