東京を離れることになり,W52T のすばらしい機能を使いこなせない日々がやってくるなぁと思ったわけですが,せっかくなので,私の W52T ライフをご紹介します.ただし,この W52T ライフは東京圏でしかフル活用できなかもしれません.
私が主に利用している W52T の機能(というより特徴)は次のようなものです.
モバイルSuica
W52T には FeliCa が標準装備であり,なおかつモバイルSuica に対応しております.したがって,東京圏では JR 各線に乗りたい放題であります.しかも,近年 Pasmo の登場により,ほぼすべての私鉄でも利用可能であります.バスにはあまり使えないという話ですが.
また,モバイルSuica は定期券としても利用可能であります.ただし,定期券の始点あるいは終点が JR の駅であるという条件を満たさなくてはいけません.私は京王線 国領と JR 山手線 品川 の間で利用していましたが,品川駅を始点(終点)としていたので,利用可能でした.
ちなみに,電池がほとんど切れていても,わずかに残っていれば(仮に電源が OFF 状態になっていても),改札をくぐれます.電池を抜いたらダメ.
ミュージックプレイヤー
W52T から 128kbps で再生できるようになりましたので,それなりに有用であったりします.特に, Panasonic の P01 (DoCoMo機用)や同じく Panasonic の EB-M70083 のような,A2DP,AVRCP,SCMS-T に対応したワイヤレスイヤフォンを利用すると,非常に便利になります.イメージとしては,電車の中では W52T を鞄にしまっておき,ワイヤレスイヤフォン側で選曲をしたりして,聴く.スタイリッシュですな.
ところで,A2DP や AVRCP や SCMS-T とは W52T が対応している Bluetooth という通信方式の上で動作する,やりとりの種類のことでございます.
Bluetooth イヤフォンやヘッドフォン に搭載されている方式で,要するに 音楽を聴くためのもの.これがあると,とりあえずきれいに音楽を聴けるとお考えください.
Bluetooth イヤフォンやヘッドフォン側から Bluetooth 搭載機器( W52T )を制御できます.これがあるとイヤフォン側から選曲できるのですごく便利.
- SCMS-T
これだけちょっと上記のものとは違うのですが,すごく簡単にいうと,A2DP を利用するときに,著作権関連の問題でイヤフォン側に流しても良い音声とダメな音声を切り分け,制御するためのものであります.W52T ではSCMS-Tが搭載されておりますので,A2DP と SCMS-T に対応していない Bluetooth イヤフォンやヘッドフォンは基本的に利用できません(対応していれば,論理的には動く).
あと,めんどくさいので書きませんでしたが,HFP というものもあります.こいつはミュージックプレイヤーとは関係ないです.ご注意ください.
Bluetooth イヤフォンやヘッドフォンが HFP に対応していると,要するに,ヘッドセット(イヤフォン+マイクのようなもの)として利用でき,ハンズフリー通話が可能となる.
しかし,私は W52T に関しては HFP は全く役に立たないと思っています.なぜなら, W52T は,A2DP と HFP を同時に利用できないため.
ちなみに,au Muisc Player ですが,電車で聴いていて,改札をくぐるときは聴きながら W52T を自動改札機に当てることで利用可能です.便利!
ただし,au Music Player を使うに当たって,PC(Windows XP)から楽曲を変換,転送するアプリケーションとして, au Music Port が用意されておりますが,こやつはやけやたらへんてこな仕様(バグ?)です.詳しくは 2007年3月12日の日記をご覧ください.
ナビ端末
Ez ナビウォークです.測地(現在位置確認)が遅いだとか,経路探索がいい加減だだとか,いろいろありますが,なんだかんだで利用しています.月300円なり.
ワンセグ
本当に暇なときにだけ見ます.
まとめ
とにかく,東京を離れることになり,この快適ライフからおさらばとなるわけです.いや,使えなくなるのは モバイルSuica の定期だけなのですが…. あと,たぶん関西の私鉄じゃつかえないな….