作業風景
ここからは写真ベースで.
ラジエター取り外しまで
ジャッキアップ とりまジャキアポ.
バッテリー端子外し 万が一もあるので,バッテリーマイナス端子は外しておきます.
作業スペース的にオルタネータ付近も触るので外しておいた方がいいです.
アンダーカバーNo.1 アンダーカバーNo.1取り外し.トランスミッション 側のNo.2は外さなくてもいいです.
10mm.
冷却水 ラジエター水を抜きます.
エアクリーナーインレットNo.1 エアクリーナーインレットNo.1取り外し.10mm 3カ所.
シリンダヘッドカバー No.2 No3 シリンダヘッドカバー No.2 と No.3 も取り外し.ちなみに,No.1 はヘッドカバー本体です.
Vベルト 3本 Vベルトを取り外します.
取り外し方は省略.以前みんカラ にはまとめたことがあります.
minkara.carview.co.jp
ファンプーリ ただ,Vベルトを外す前に,ファンプーリのナットを緩めておきます.10mm x4.
Vベルトを外したあとにファンプーリを外しておきます.
アッパーホース・ロアホース ラジエターに繋がっているアッパーホースとロアホースを外します.写真はアッパーホース.
アッパーホース取り外し だいたいこうなってるはず.
いよいよラジエター取り外します.
ラジエターを取り外せばかなりの作業スペースを確保できます.寝そべっての作業が少ないのはうれしいぜ・・・!
ECU アウトレットダクトラジエター向かって右側にあるダクトを外します.これはECU アウトレットダクトで,ECU の換気用についているらしい・・・効果あるん・・・?
ラジエターファンコネクタx2 ラジエターファンのコネクタも外します.2つ.これが,固いんだな.真ん中の爪を押して外すんですが,工具で押しつけながらなんとか外す感じ.
また,コネクタのハーネスも台座から外しておきます.下からクリップをラジペンで掴んで外します.
水温計コネクタ 下に潜り込んで,運転席側にあるラジエター水温計のコネクタを外します.
ラジエター取り外し あとは,ラジエターの上部2カ所のボルトを外すだけ.10mm.
慎重にラジエターを引き上げます.
ラジエター取り外し後 広い!
ラジエター取り外しは初めてでしたが,アルテッツァ のラジエター交換はかなり簡単な部類ですね.
クランクシャフトギヤ OR プーリーカバー クランクシャフトギヤ OR プーリーカバーを取り外します.なんだか意味のわからん名前ですが,タイミングベルト の上部カバーです.
10mm x4.長さが違うのでどこか覚えておくといいです.
このあたり適当にバラして順序忘れてしまったのですが,ひょっとしたら,エアコンコンプレッサーをブラケットから分離した状態のほうが右下のボルトは外しやすいとかあるかもです.
戻すときにエアコンコンプレッサーを取り付けた後ボルトを締めようとしたら,やたらスペース無かったんで・・・.
(なお,下側のカバーまで外さないと,ブラケットは外れません.あくまでエアコンコンプレッサーのみ取り外しです)
BTDC60度マーク カムプーリー側BTDC60度マーク では,クランクシャフトプーリーを抜いていきましょう.
プーリーとカムプーリーそれぞれにBTDC60度マーク(Before Top Dead Center)があるので合わせます.クランク側は0に合わせます.これがNo.1シリンダーの圧縮上死点 60度手前で,バルブクラッシュが起きない位置にカムシャフトがセットされた状態です.
それぞれプーリーにはマーク(キリカキ)が二つあるので注意してください.右側のマークがBTDC60度マークです.
クランクシャフトプーリーセットボルトをレンチで回しますが,大型のレンチ(足回り用とか)持っておくとよいですよ.また,マニュアル車 は(AT車 も?)ニュートラ ルにしておかないとクランクまわんないです.
あと,基本的に時計回りに.逆回転しても壊れることはないとは思いますが,念のため.
ボルトは22mm.
クランクシャフトプーリーセットボルト どこのご家庭にも1台はあるであろうエアーインパク トでボルトを外します.ショートインパク トがいいですよ.電動の長いやつとかはさすがにスペース的に入らないかも.
エアインパク トがない人は,(専用の)プーリーホルダーでロックして外すことになります.
最悪,セルモータで外す手もあります.頑丈な長めのレンチ(1/2なスピンナハンドルとか足回りレンチとか)を地面か頑丈なフレーム部分にかけて,バッテリをつないで,一瞬スタータを回すとクランクが回って結果としてボルトが外れます.ただし,そのままエンジンが回ってしまったり,工具が飛んで周辺が破壊されたりするリスクがあります.またBTDC60度あわせを再度行う必要があります.
クランクシャフトプーリー プーリーを引き抜きます.8mmのサービスホールがあるので,そこにプーラーをかけて引き抜きます.とはいえ,センターは穴になっているので,プーリーセットボルトをちょっとだけ差し込んで,そこにセンターをあてて引き抜きます.
アストロのプーラーがちょっとでかくて,エアコンのコンデンサ までぎりぎり.
で,普通に抜けてくるんですが・・・セットボルトの首下がプーリー幅より短くて最後まで抜けないwwwまじかwww
近所のホームセンターにセットボルトより首下が長いボルトを探しに行ったんですが,M18x1.5とかマニアックなボルト売ってないよ・・・*1 .国内だとM16の次はM20が普通だし,M18のしかも細目ピッチとか売ってるわけない.
抜けた 結局,穴に詰め物をするではなく,その周辺の外輪にイイカ ンジのソケットをあてて引き抜くことに.
ここで一時間半ロス.
24mmのコマに1/2→3/8変換ソケット 難所を救った英雄.
あ,プーリー落としたら割れるんで気をつけてね.重いですよ.
コンプレッサーを吊る ここで,エアコンコンプレッサーを取り付けているブラケットが丸見えになるので,エアコンコンプレッサーとそのマウンティングブラケットを外します.
このあたり,先にコンプレッサーを外したりしてたんで,順序は適当.
まずはコンプレッサーから外します.
その前に,コンプレッサーが脱落しないようにワイヤーで吊ります.エアコンホースにつないでるのであんまよくない例ですw.よい子は本体を吊ってね!!
エアコンコンプレッサー 本体は4本でマウンティングブラケットにとまってます.長さも違うので注意.
12mmだった気がする.
マウンティングブラケット外した写真とってなかった・・・.14mmで外します.ボルト4本だったはず.
タイミングベルト カバー No.1タイミングベルト カバーNo.1 (下側のカバー)をはずします.というか,No.2ってないんだよな.なんで上側はあんな名前なのだろう….
写真はセットボルトつけてますが,セットボルトつけてると外れないです.
あと知恵の輪気味なので,Vベルトのアイドラプーリー(写真右側)も外した方がいいですね.14mmだったかな.どうとりついているかはよく現物を確認しましょう.以前間違ってファンベルトから煙が出たことあり.
タイミングベルト ご開帳~~
あ,タイミングベルト ガイド(クランクギアの手前にあるツバ付きの円板)も外してくださいね.ちなみに取り付けるときに向きを間違えると詰むやつです.
セミ サーキュラプラグあと,なーんか嫌な予感するんですよねぇ….
真ん中の丸いパーツをセミ サーキュラプラグっていうんですが…漏れてない??
裏側はもう一本のカムシャフトです.
セミ サーキュラプラグぉぉん….
漏れているのはカムシャフトシールに違いない,そのオイルがこっちまで流れてきているだけなんだ…そうに違いない….
とりあえず,タイミングベルト を取り外しますかね.
カム側マーキング クランクギア側マーキング 再度,BTDC60度を確認しておきます.クランク側はギア(スプロケット )のケース側の キリカキがBTDC60度マークになっています.ケース側のキリカキ位置をギアにマーキングしておきます.
うはwwwケース側にインクこぼしたwww(マークを追っているときに垂れた・・・) うっすらピンクに混じっている黄色のマークがギアケース側のBTDC60度マークです.
あと,カムおよびクランクギアのどこでもよいのですが,ベルトとギアが接している場所でそれぞれ合いマークを一カ所打っておきます.このマークを新品ベルトにも転記しておけば,少なくともそのマークが一致さえしていれば,一コマもずれていないことを保証できます.原理的には合いマークなどなくとも,カムおよびクランクギアのBTDC60度マークが合っていればOKなのですが,ほんとうに一コマもずれなくベルトを掛けられているか初心者に判断することは難しいのです.(ずれていたらベルトの張り具合などで分かるはずですが,その経験がサンデーメカニ ックには乏しい).
作業中に消えたりすると泣けるので気をつけて作業しましょうね.
テンショナ テンショナを取り外します.
これが結構難解.整備書も言葉が適当で意味わかんないしマジ所見殺し.
テンショナはベルトを張り方向(写真右方向)に押しているのですが,まずはそれを解除します.
10mm HEX を再セット穴に差し込み右回転でアイドラ内部のスプリングを圧縮して,角窓に5mmのHEXキーを差し込んで内部スプリングを固定します.
なお,整備書には「タイミンベルトアイドラNo. 1の再セット用六角穴にソケットヘキサゴンレンチ (10mm)を使用して、アイドラNo. 1内部のオートテンショナロッドを押し込む。」とか訳の分からないことが書いてあります.押し込むってどっち方向??正解は時計回りに回すです.その際に39N・m以上力をかけるなとあるのですが,ぶっちゃけ50N・mくらいかけないと圧縮できなかったす….
テンショナ図解 参考.
テンショナにはステー部が生えていて,そのステー部を位置決めボルトとケースがから生えたピンでサンドイッチして回転しないようにロックされています.要するにこの状態でアイドラを時計回りに無理矢理回すと内部のスプリングが圧縮される構造です.圧縮状態で角窓に棒を差し込むとその状態を保持できるということですね.
ちなみに,5mm HEXキーは捨てるテンショナに埋め殺しなので,ぼろっちいキーを使いましょうw
整備書のテンショナの謎説明 テンショナの内部スプリングを固定した次の指示なのですが…これも意味不明.
…なのですが,どうやらこの手順はテンショナを交換しない前提の手順のようです.なので,位置決めボルトも取り外し思いっきりテンショナを緩め側(左側)に振ってベルトを外す指示です.普通テンショナも交換するので,この指示だと所見ではまじで「???」ですね.
ぶっちゃけ,8mm HEX でテンショナの固定ボルトを外してしまえば,位置決めボルトとか関係なく外れます.取付時は気をつけないといけないですが,大事なのはテンショナのステー位置が正しい場所に収まっているか?なのです.
テンショナ取り外し というわけで,位置決めボルトなど抜かずに普通にテンショナは取り外せます.
まあ,一応お作法的には位置決めボルトを外してテンショナ位置を決めるなので,ボルトを外すためのE8ソケットは準備しておいた方がよいでしょう.
そんなこんなで,タイミングベルト も取り外します.
ウォータポンプ交換
これでメインディッシュのウォータポンプを交換できます.
パワステ ポンプと,その前にパワステ ポンプのブラケットを外さないといけないです.一部がウォータポンプと共締めされてるため.
ウォータポンプASSY ウォータポンプはボルト6本で止まっています.
真ん中の2本は12mmでやや太く,左右は10mmです.ただし,右と左のボルトは長さが異なるボルトです.
ウォータポンプASSY取り外し 感慨もなく取り外し.固着してるので,プラハ ンでぶったたきます.
新旧ウォータポンプ ASSY 異音はおそらくここからだったんですが,回してみてもあまり違和感は感じない….
とりあえずぴかぴかに.
新ウォータポンプASSY あと,ボルト一本折ったとです.トルクレンチつかったのにぃ.とりあえず左側2本のだったんでセーフ.ここは露出してるので後日交換しておきます.完全に折れてるわけではないので,ゆるめにはめてます.
ウォータバイパスパイプ
ウォータポンプ外してるときに,ついでにウォータバイパスパイプも交換しました.
ウォータバイパスパイプ ウォータバイパスパイプは写真中央のやつ.たぶんウォータポンプ外さなくても交換できると思いますが,まあまとめて.
10mm x2.
ウォータバイパスアウトレットとパイプ取り外し ウォータバイパスアウトレットを外します.ガスケットなんか金色だ.なかなか剥げないし.
で一緒に引き抜いたパイプ.Oリングがヤバイ.エンジン側(?)が特に.アウトレット側はそこまでひどくはなかったですが.
Oリングかすが内部に多少おちてしまったけれど,仕方ない.
ウォータバイパスガスケット なんか,微妙なサイズなのですが,これは本当にあってるんですか??www
代替新とかはとくにないので,同じかもしれないですが….もとついていたやつは剥がすときにビリビリになったので確かめようもなく.ちなみに裏面は緑っぽい黄土色でした.
ともあれ,一式交換して取り付け.
カムシャフトシール交換
カムシャフトプーリー取り外し カムプーリーホルダーを使ってセットボルトを抜きます.このセットボルトは再使用禁止.といっても,そもそもカムシールとセット販売なのでうっかり再利用する人もいないでしょう.
カムプーリーを不用意に回すとバルブクラッシュします.ホルダーはいいやつ使いましょう!ぼくは新たに買うことにしました.
あと,セットボルトは17mmの12角です.繰り返します,17mmの12角です.12角のボックスとか持ってないよ….
メガネレンチ で代用です.
カムシール取り外し みんなシールってどうやってはずしてんの??
整備書にマイナスドライバーで外せってあるんですが,こんなので外れた試し無いんですが….
というわけで,ぼくはドリルで穴をあけてビスを打ち込んで釘抜きで抜いてます.ドリルが貫通するときにシール面に傷がつくのと釘抜きの支点の位置を誤るとケースがへこんだり取り返しのつかないことになるので,マジで気をつけて.まあ,今回もシール面に傷つけていつ漏れるかはらはらなんですけどねw 補修用ペーパー必須.
カムシール打ち替え シールをスコンスコン 打ち込みます.32mmソケットで打ち込んでます.もう少し大きいやつのほうがいいかも.
ツラになるまで打ち込み.(と思ったんですが,整備書みたら最深部まで打ち込み,とかなってますね.まあだいたいもととりついていたくらいには打ち込めてるからいいや)
あとは,写真撮ってないですがプーリー戻します.
セットボルトの取り付け手順は35N・mで締め付けてから,さらに90度回転らしい.
ちょっとメガネレンチ だと短くて適当にやったから締め付けが甘い気がする.こんど上部カバーだけ開けて増し締めしようかな.
あと,バルブクラッシュを気にするなら,タイベルをかけた後に閉めてもいいかもしれないですね.(もちろんプーリーホルダーをかける前提で,ですよ.タイベルがあるぶん,多少バルブクラッシュ起きにくくなるくらい.)
→ 後日増し締めしました.(最後に書いてます)
オイルポンプASSY OH
オイルポンプも念のためやっておきます.
オイルポンプ部品図 オイルポンプってASSYなんすよ.なので,水色マークの部品(交換対象)は出るんですが,オイルポンプの軸のシールは単品で出ません.
で,いろいろ調べた結果,15165-70010 がぴったりっぽいです.
オイルポンプギア まずはギア取り外し.
くるくる回るしプーリーホルダーかけるほどのスペースもなし.インパク トでそい!
12mmのナット…だった気がします.外すのはいいですが,締めるときにインパク トで吹き飛ばさないように注意.
ところで写真のギアの内部の黒っぽいやつ.
全 部 タ イ ミ ン グ ベ ル ト の カ ス.
オイルポンプASSY ASSYを外します.ボルトは4本.サイズは・・・忘れました.10mmか12mmだったと思います.
オイルポンプASSY取り外し 外れました.
ポンプの内部機構がバラバラにならないようにしつつ,軸をケースから引き抜きます.
取付の時は向きを気をつけます.このギアはツバが手前です.最初間違って組み付けて,タイベルをかけるときに間違いに気づきました.まあ明らかにベルトがつかないのですぐ気づきますけどね….
シール打ち替え 打ち込みのとき,取付面に傷がつかないように養生しましょう.傷がついたらダダ漏れ になります.
ポンプリリーフバル ブ一式を交換しておきます.
蓋になってるボルトが…ソケットかけるすき間もなくて外せないという…! 22mmのオープンエンドレンチが必要でした.22mmソケットを斜めかけしてインパク トで一発取り外し.
取付はできないので,モンキーで頑張って締め付け.うーん,これは失敗した.あと,取り外しているので,力がかけられないです.インパク トで締めるつもりマンマンだったので誤算でした.
オイルポンプリリーフバル ブの組み付け状態 ちなみに,組み付けてしまうともうとれないし締めることもできませんwww
クランクシャフトフロントシール交換
タイミングギアの裏側のシールを交換します.
クランクギア・・・がとれない あれ?あれれ??ギアは動くのに,半月キーが邪魔で外れない.半月キーを通過する溝が切ってあるのに??
ここで30分のシンキングタイム.
ChatGPTにきいたところプーラーで引き抜けとのこと.まあプーラーをかけるスペースすらありません.
タイミングベルト プレート??何のことはなく,整備書を読み飛ばしていただけというオチ.タイミングベルト プレートなんてものがあるらしいです.
(再掲)タイミングベルト プレート これ.
全然気づかんかったぜ.あとChatGPT適当すぎるやろ.
クランクシャフトFシール交換 またドリルで穴をあけてネジを打ち込んで釘抜き.ドリル貫通するときにシール面にでっけぇ傷が…!!でも,400番で修正.ちなみに,釘抜きがあたって,プーリーがつく場所にも傷が…!まあここは別に漏れたりする場所じゃないのでおk.
アイドラ交換
アイドラ これ表裏あるんだろうか…
ふつうに NTN でした.もともとついていたのは KOYO.
ところで,タイミングベルト を簡単に取り付ける場合,このアイドラをベルトを掛けたあとに取り付けると簡単ですw
テンショナ(の箱) 外すときにもくどくど書きましたが,正しくは位置決めボルトを外した状態でテンショナを緩く 取り付け(というか整備書では外してない),
カム・クランク側がBTDC60度維持したままベルトを掛け,
ベルトを張り方向に目一杯寄せてから
位置決めベルトを取り付け,
テンショナのステーを位置決めベルトとピンの間に入るように設定し,
テンショナを締め付ける
です.
わかりにくいステーの移動 いやわかんねぇよ.
ステー位置 つまりこうなってればおk!
繰り返しますが(というか次回自分が忘れてそうで),位置決めボルトを外すのは,テンショナの首振り量を大きくしてベルトを掛けやすくすることが目的です.ベルトがついた後に,ステー位置を確定するために位置決めボルトがあります.
別のベルトの掛け方
ぶっちゃけ,位置決めボルト外さず,テンショナの内部スプリングを圧縮しておけばベルトは掛けられるんですよ.
その方法が,アイドラを最後に取り付ける方法.
写真右上の青いやつ 右上の青いやつがアイドラですね.これをベルトを掛けたあとに取り付けるんです.
旧ベルトの取り付け位置2カ所を新しいベルトにも転記しましたから,先にこれを基にカムとクランクギアにベルトをかけておきます.そして,最後にアイドラを無理矢理差し込めば普通にベルトはとりつきます.つまり,テンショナの位置決めボルトとか関係ないのです.
ベルトのかかり確認
BTDC60度の確認 カムとクランクギアのBTDC60度位置が合っているかを再確認します.
クランクセットボルトにワッシャを噛まして(M18~20の厚手のワッシャがよいでしょう),クランクを右回転します.コマズレしていなければ,クランクを2回転したときにカムもクランクもBTDC60度に戻るはず.(ちなみにベルトのマークはずれていきますよ)
プーリでもBTDC60度の確認 クランクプーリを取り付けてもう一度確認.クランクプーリ側はBTDC60度のキリカキが0にあればOK.
これで問題なければ,ベルトは正しく掛かっています.
あとはとじる
マッハでとじる すでに深夜なのです.マッハでとじます.もうエアツールは(騒音なので)使えないです.
でも,締め忘れがあると大惨事なので,入念に(それでもなんか忘れているきがする)
冷却水も突っ込み,いざ,エンジンスタート!(一番緊張するやつ)
回った回った ちゃんと回った!よかったよかった.
あとはエア抜き をして,おしまい.