証明めんどくさいよ

昨日は,教授が講義でしゃべりたい内容の一つであるESIGNの検査式に関する証明を考えていました.ESIGN署名のVerifyのための式ではなくて,検査式.つまり,正しい署名は通過するのだけれど,正しくない署名は引っかかることがあるような検査式なわけですが….
まず,後輩にESIGNの証明の草案を作らせて良いとのことでしたので,後輩君に投げつけて証明してもらい,それを自分がチェックすることにしました.しかし,戻ってきた証明は曖昧にかかれていて,しかも荒い証明でした.つまり,厳密な議論をしていくと成立しない….
けれども後輩に文句を言うことはできなさそうです.というのも,問題の検査式自体が荒すぎて,Validなはずの署名でも,ごく稀にハネられることがあるようです.もちろん,Neglなのですが.要するに,``ふつう'',正しい署名はその検査式を合格します.ということらしい.
しかし,こんな問題を出題しちゃったのか….…こんな問題ださないでよー.
なお,ESIGNの名誉のために付け加えると,ちゃんとしたESIGNでは,署名の作成時に,そんな変なことが起きないように細工してあるみたい.ダメなのは,講義で述べたらしいESIGN署名アルゴリズム

そんなこんなで,研究が全然進んでおりません.

追記

ごめんなさい.うそつきました.検査式はそのまま検証式になってそうです(^^;
証明してるうちに気づいた(‥; 証明を考えれば考えるほど,実はすごい方式なんだと気づく罠.