備忘録です.
ReadyNAS 1000S を持っていますが,このたび二枚目の NIC を刺しました. ReadyNAS 1000S は最新のファームウェアで X-RAID*1対応のなかなか良いものですが, NICが一枚しかない問題点がありました.
私のネットワーク環境はグローバルネットワークとプライベートネットワークに分かれているのですが,普段グローバルIPを振っているもので,プライベートIPを持つ マシンからのアクセスが面倒だったのです.マルチキャストやブロードキャスト,L2のフレームが疎通しないなどです.
今回は,UPnP-AV *2を プライベートIPにある PS3 や Xbox360 などの DLNAクライアントで利用したかったので,二枚目のNICを ReadyNAS に刺して,プライベートネットワークにも顔を出してもらうことにしました.
二枚目のNICを刺した
ReadyNAS 1000S には 初期状態ではオンボード NIC 一枚しかありません.PCIスロットがありますので,この PCI ライザカードを購入し,Intel Pro/1000 を刺すことにしました.ところで,ReadyNAS の PCIスロットは 3.3V スロットであり,かつ背面から見て右側に倒れ込むようなライザカードでなくてはなりません.購入したライザカードは5V用で左に倒れるタイプでしたが,ひっくり返して装着しても大丈夫でした*3.
ライザカードはちょっと大ぶりだったらしく,NICがちょっと浮いてしまいましたが,フタで無理矢理押し込めばなんとか入ります.
ちなみに純正のライザカードは高い上に,日本では入手困難です.代理店のエイコーンの人にも断られました.ちなみに,エイコーンの代表の人はちょっとひどい.どうひどいのかは割愛しますけど.
UPnP-AV(fuppesd)設定 (Firmware 4.1.5以降についてはid:Hie:20090328を参照してください)
fuppesd は一枚目の NIC に対してポートを開けますので,二枚目の NIC に対してポートをあけるにはコツがいります.
/c/himitsu/
true
192.168.0.254
ポイントは
*1:RAID-5の拡張で,全てのディスクを一台ずつ大容量ディスクにリプレイスした時点で,NAS の容量も増える RAID.ReadyNAS の中身は Linux ですが,全てのディスクが大容量に置き換わった時点で mdアレイを追加して,論理的に元からある md に連結するようだ.
*2:Linux などで動く fuppes という daemon により提供される DLNAサーバ機能です.
*3:3.3VのPCIスロットは背面から見て,手前側にキリカキがあるのですが,5Vのものは奥側にキリカキがあります.購入したライザカードは5Vのものでしたが,手前にも奥側にもキリカキがありましたので,ひっくり返してもたまたまOKだったのです.