ルータ

日曜のテクニカルエンジニア ネットワークへむけて,一応勉強らしいものをしています.しかし,今回も時間がない! また,「うーむ,勉強になるな」とかいって,落ちてしまうのかも.
その資格試験の過去問題集にマルチホーミングに関する設問がありました.マルチホーミングというのは,ネットワークのゲートウェイ自身が,回線の負荷などを調査して,より軽い回線をルートするというもの.要するに,複数プロバイダと契約し,ルータが空いてる方を勝手に選択してくれたりするというもの.
逆に,サーバを構築している場合,外部からの入力もある程度分散し,複数プロバイダの回線を交互にルートするようにクライアントに促すこともできます(これはラウンドロビンDNSを使う*1 ).
マルチホーミングをするためには,要するに,ロードバランサがあればよいのです.で,勉強中に,何となく欲しくなりました.
しかし,ふつうに購入すると,数百万円コース.こりゃ,自作するしかない.とすると,自然とLinuxでロードバランサ機能つきルータを作ればよいと思うわけですが,ルータのように常時動作しているデバイスをPCで構成するのはちょっとねぇ〜.
というわけで,現在 OpenMicroServer が欲しい〜と食指を動かしているところです.
こいつは,ディスクレス(というか,CFカード)であるし,中身をDebianLinuxに換装できるらしいので,かなりお手軽に使えそう.
問題点はスループットがあまり高くない,暗号化チップを持ち合わせていないというところでしょうか.

ところで,マルチホーミングしようとおもったら,複数プロバイダと契約しなくちゃいけないんですよね….しかも,うちの環境だと,8IPで*2
もっとも,サーバ業務はマルチホーミングせず,中から外に出るときだけマルチホーミングという手もありますね.

は,現実逃避してる場合じゃなかった….

*1:ISP-AとISP-Bの二つの回線を持っている場合,クライアントからDNS問い合わせに対して,ISP-Aに属するIPとISP-Bに属するIPを交互に返します.クライアントはこのIPをもとにアクセスするので,自然と負荷分散になるのです.もちろん,サーバにNICが一つしかない場合などは,NATしなくちゃいけません.多くの検索エンジンなどで利用されている(はず).

*2:1IPでもいいですが,これだと,ルータでIPマスカレードすることになるので,なんとなくまぬけ.