おもいでの MIMPIv4

皆様は MIMPI *1というソフトウェアをご存じでしょうか.いまから15年前くらいに草の根BBS(パソコン通信)で MIDI データという,電子音源を使う演奏データが JASRAC も真っ青なくらい堂々とやりとりされていたのですが,これらのMIDIデータを再生するための MS-DOS ソフトウェアです.ちなみに,パソコン通信がインターネットとやらに駆逐された後も,耳コピ(楽曲もとに"耳"を頼りにMIDIデータを作ること)職人たちはインターネットに活躍の場を移して耳コピに精を出していたのですが,お上(JASRAC)のお触れにより,耳コピ職人は淘汰され,MIDI文化は滅亡を迎えたのです.
私も 当時 PC-98互換とよばれる,NEC規格のパソコン*2を使いましてパソ通経由でゲットしてきた楽曲を MIMPI で再生しておりました.
本日,ふと MIMPI で昔のデータを再生したいな,などとわけのわからないことを考えまして,ANEX86とかいうPC-98エミュレータをインストールしておりました.これは実機のエミュレータなので,ソフトウェアは別です.Free-DOSとかいうわけのわからないものをインストールしておきました.
MIMPIを実行したところ,USB接続している Roland SC-88Pro にもスムースに繋がり,技術革新に目を見張りました.
再生した結果が,下の画像なのですが,WRD(MIDI楽曲に合わせて画像やテキストを動かすプログラム)の表示がおかしくなっております.誰か助けてください.諸元などは,そのうちまとめてこの日記に公開します.ひょっとすると Free-DOS とやらがダメなのかもしれませんから,実家に帰ったときに,MS-DOS 3.3C の発掘調査を行うべきかもしれません.

図. パソ通後期の作品

*1:みんぴ,と読み,インドネシア語らしい.

*2:EPSON PC-386 だったと思います