初夏,今まで使っていた DUNLOP の夏タイヤにヒビが増えており,車検でも指摘されていたのでミシュラン XM-1 175/70R13 に変更しました.合計3,000kmの走行を経て,皮むきもとっくの昔に終わってしまったので評価することにいたしましょう.
ところで,ミシュラン XM-1 は大変評価の高いタイヤでして, Energy コンパウンドというドえらいゴムでできているそうです.曰く,雨の日のグリップがすごい,曰く,すごく静か.何より,私は数年前まであった F1 のミシュラン vs ブリヂストンのタイヤ戦争でも,ミシュランびいきだったので,真っ先に飛びついたわけであります.びばんだむくんかわいくね? (ちなみに,スタッドレスも ミシュラン X-ICE2 .)
しかし,そんな XM-1 には罠がありまして,それは XM-1 シリーズの R14 以上のタイヤに限る.つまり,私の 175/70R13 は 13インチなのでふつーのブラックコンパウンドである.ちょっとミシュランのXM-1のページを見てほしい.タイトルには Energy XM1 と書いてある.が,よくみると,ロゴは Energy XM1・XM1 なのである.つまり,このページにあるタイヤは, Energy XM-1 と ただの XM-1 であるということなの.なにこれひどい….
そんなミシュランの罠にもちろん引っかかった私は,ファーストインプレッションからして,「グリップするけどうるさすぎじゃね? 皮むき終わってないから??」とか思っていたのですが,なんとなく,「結構うるさいタイヤ…いやな予感がする…」とは思っていました.そして,300kmくらい走ったところで事実を知った.ひどすぎる…!
まあ,買ってしまったものは仕方がないので評価してみよう.つまり,この評価は "Energy XM-1" の評価ではなく "XM-1" の評価(つまり,13インチ限定)なのでご注意ください.
- グリップ: これはすごくグリップする.はっきり言って,かなり強く踏んでもロックしない(うちの車はABSなしだ).もちろんもっと踏めばするんだろうけれど,以前のタイヤはもっと早く滑り始めていました.横方向も十分.Energy XM1は,JCTとかでRのあるところを高速走行するとタイヤが横Gでつぶれるとか聞いていたけど,ただのXM1はそうでもないのかな?? 雨も特に困ったことはなし.思った通りに走れる.
- 静粛性: 道路状況にかなり左右されます.舗装がきれいなところでは低速・高速ともノイズはほとんどでませんが,路面が悪いとダイレクトに拾っている気がします.特に.橋梁とかの継ぎ目はゴツンとくる.好みかも.個人的には路面状況がわかりやすいので嫌いではないです.とはいっても,うるさすぎというほどでもなし.皮むき前はものすごい音でしたが….
- 乗り心地: ちょっと,堅めですな.静粛性のところとも関係しますが,ごつごつした印象です.反面,路面状況がよくわかるので運転はしやすい.
う〜ん.Energey XM-1 のほうはどうなんだろうね.今度は,R14 にインチアップしてつかってみようかしらん? ホイル毎交換になってしまうのだけれど….まぁ,今回は下調べが足りず,というかミシュランにだまされて(笑),ふつうのブラックコンパウンドになってしまいましたけど,一輪あたり6,000円程度というのは魅力的だし,グリップ力は今まではいていた DUNLOP のよりはいいし,ブリヂストンのecopia とかよりもよいです.
13インチだと確かに Energy XM-1 じゃないので損した気分になるけど,ほかの対抗馬もにたり寄ったりなので,選択肢としてはありだな.もちろん,14インチにインチアップして Energy XM-1 にするのもありだな(笑)
ホイールの,シュナイダーコルサージュ ブロンズ もかっこよくね? この控えめなスポークがいい! スポークの数が奇数とか,へんな形のスポークとか,何本あるねん…飛行機のコンプレッサみたい…なスポークとか,そういうのにはない味わいですよ. まあ,カローラにそういうのをつけると,周囲の人が引くからってのもありますが.欲を言えば,スポークの数は8本か12本だったらよかったな.幾何学的になんか僕の中でしっくり来ない.