M・シューのPP取り消し最後尾スタート
2006年5月28日(日) 10時56分
日刊スポーツミハエル・シューマッハー(37=フェラーリ)のポールポジション(PP)が取り消された。国際自動車連盟(FIA)は27日、同日行われたF1モナコGP公式予選での同選手の記録を抹消すると発表。マシンが故障したとしてコース上に停車させた行為を、ほかのマシンの走行を妨害するため故意に行ったと裁定した。
この結果28日の決勝でM・シューマッハーは最後尾からのスタートになり、フェルナンド・アロンソ(スペイン、ルノー)が繰り上がってPPから出ることになった。
[ 日刊スポーツ 5月28日 10時56分 更新 ]
まぁ,当然だよね.これで心おきなく決勝を観戦できるというものです.
しかし,いい加減この性格直らないのかな.過去には,ヒル(D.Hill)やヴィルニューヴ(J.Villeneuve)などの優勝目前のドライバーに体当たりをして,優勝できなくしてやるとかいろいろやっていましたが,今年はアロンソ(F.Alonso)に仕掛けたわけですね.シューマッハは確かに速いくて巧いドライバーなので,ファンも多かろうとは思いますが,こういうところがあるので好きにはなれないのです.「オレが一番じゃなきゃ,ヤダヤダ〜」って感じで.個人的には,そのポジションで,許される行為を冷静に選ぶアロンソの方が好きです.
ところで
フェラーリ監督、「処分は到底納得できない」
今回のミハエル・シューマッハ予選タイム剥奪というFIAの処分に対し、フェラーリ・チームのジャン・トッド監督は「処分は到底納得できない」と、反発している。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A「今回のFIAの処分にはまったく納得できない。
こんな決定が行われるならば、今後はいっさいドライバーのミスは許されないことになる。
これはF1にとって非常に深刻な前例だよ。
あの時シューマッハは最後のアタックラップに入っていて、実際にあのラップでの第1セクターのタイムは最速だったんだ。
なんで自らストップする必要があるというのか」と、同監督は息巻いた。しかしFIAのスチュワードは予選終了後シューマッハやフェラーリのスタッフから事情聴取すると共にチームとFIAから提出されたビデオ映像とデータ等を詳細に検討。
その結果、シューマッハはアクシデント時の速度がそれまでの周回の同じ場所でのスピードとほとんど変わらなかったため、あの周回であれほど強くブレーキングする正当な理由がなかったと判断したという。
結果、あの地点にマシンを止めたのは意図的なものとし、F1スポーティングレギュレーションの第116条に抵触していると結論づけたもの。これまでとかくフェラーリ&シューマッハ寄りとの批判の声が多かったFIAが、今回このような厳しい処分を下したことはある意味異例とも受け止められている。
さすがはフェラーリがジャン・トッド(J.Todt)監督.いいこと言います.
ポイントはココ.
こんな決定が行われるならば、今後はいっさいドライバーのミスは許されないことになる.
*1:もっとも,あれは積もり積もったミスという気もしますけども.