新ロードス島戦記6巻でたみたいです.仕事の合間に読みました.1時間くらいで読めるのでいい息抜きです.
というわけで,今日の日記も「まにあ」な一部の方々にしかわからないネタとなっています.ごめんなさい.
新ロードス島戦記完結しましたね.無印ロードス島戦記を読み出したのが中学生頭だったと思いますので,かれこれ12年くらいファンでいたことになりますか.長かったようで短かったなぁ.結局TRPGはやらなかったけど,TRPGリプレイも全部読んだしね.
さて,世界は滅びず,一応ハッピーエンドで終わったみたいですね.でも,あんまりココロオドル展開ではなかったように思えます.壮大な話のはずなのに,壮大感を全く感じませんでした.ロードス島伝説などは,壮大感といい,読み終わった後の何とも言えない切なさ(恋愛ものじゃないけど)といい,すごく感動した記憶があるのですが.ロードス島伝説のほうの殿下のネタ晴らしなどもありましたが,そもそもラーフェンってだれだっけ?というくらい,刊行が遅く,いまいちストーリーがつながらないというのも大きかったかも.
ただ,「マーモは混沌の島」であり,「その混沌を受け入れてこそ初めてマーモの住人になれる」という,舞台のコンセプトはとても良かった.それゆえ,それを批判し善と悪の二元論を語るファリス神官の言葉は虚であり実でないと強調されてしまっていたのもいいですね.
最近,フォーセリアワールドの最大のおもしろさは,古くさいヒロイックファンタジーものにありがちだった善悪の概念を絶対的なものでなくしたことなのかな,などと思っています.
さて,これでフォーセリアを舞台とした作品がまた一つ幕を閉じたわけですが,ソード・ワールドやクリスタニアはどうなっているのでしょうか.一応,この二つも,ロードス島と同一の世界ですので,世界の終焉が迫っている云々という話が出てくるのですが….
ソード・ワールド世界ではリウイシリーズ(水野良)で世界を滅ぼす複合精霊アトンと戦っていますし,クリスタニア(水野良他)はやっぱり世界の終焉をもたらすやつらと戦っています(だったよね?).でも,いったいいつになったら決着がつくのでしょうか.はやく何とかしてほしいものですね.
フォーセリア世界を舞台とした小説を書いているのはグループSNEの人たちですが,グループSNEの人たちはそれほど熱心に世界の終焉について語らず,なぜか元グループSNEの水野良氏だけがそういったものを扱っています.もう少し大々的に扱ってもいいのになぁ.と思うのは私だけでしょうか.
あ,そういえば,どうでもいいけど,ジェイ・ランカードが出ててびびりました.なんか,功名が辻の六平太みたいだった.パーンやスレインたちはLv.11くらいになってそう*1なのに,こいつだけLv.5くらいで止まってそう(笑).
新ロードス島戦記〈6〉終末の邪教〈下〉 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 水野良,美樹本晴彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/11/30
- メディア: 文庫
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どうでもいいけれど,デザインが美樹本晴彦氏に変わってから,本当に艶めかしくなったなぁ.出渕裕氏のころは,ほとんど-ガンダムだったのに!(嘘)*2