Windowsのローカライズはなんとかならんのか

つまらない話をひとつ.

Windows を使っていてよく出てくるふしぎな言葉,

メモリは"READ"になることはできませんでした
メモリは"WRITTEN"になることはできませんでした

ですが,いつ見てもイラっときますね.日本語しゃべれよと.
この文章は 英語版 Windows のメッセージの直訳だと解釈している人が多いのですが,実際は違うと言われているようです.なんでも,ローカライゼーション担当者には,きわめて小さい権力しか与えられていないことが原因なのだそうだ.
簡単に言うと,アプリケーションとメッセージ部分は互いに独立していて,ローカライゼーション担当者にはアプリケーション部分をいじる権利はなく,与えられた変数"メモリアドレス, アクション"の順に表示させる権限しかないのだそうだ.アクションは"READ"や"WRITTEN"に相当する.つまり,〜〜〜メモリアドレス〜〜〜"READ"〜〜〜〜 という書式でしか記述できない.そうすると,"READ"と"WRITTEN"を入れ替えてもできるだけ意味が通る文章にしなくてはいけないということで,こんなトンチンカンな日本語ができるというわけだそうな.