#22 真田幸村参上

今回もひどい出来.
今回は,信濃上田から真田信繁が人質としてやってくるというお話.別にこのこと自体はおかしくも何ともないのですが,史料に真田幸村などという名前は残っておりません.確かに,江戸時代前期から幸村と呼ばれていますが,後世の創作あるいは晩年の改名とされています.この若年期に幸村と名乗っていたなら史料があるでしょう.まーた,一般視聴者の知ってる名前で釣って,視聴率とろうとしてる.そもそも,1585年頃って信繁は無名中の無名ですよ.大阪の陣まで「だれ? それ」って感じなのです.

ほかにも気にかかるところはあります.

など,配慮のカケラもなし.この二人が豊臣に忠義を尽くして〜という話にどうやって持って行くつもりなんだろう.それとも,家名を守るためには嘘だってなんだってつきますよ,で最後まで突っ走るつもりなの? それだったらべつにいいけど,そうすると今回の幸村くんの改心はマズいんじゃないかい?
何やりたいのか全然わかりません.

*1:あの手この手の謀略術で戦いを有利に導く謀将という褒め言葉.