ドライブシャフトブーツ(アウター)交換

エンジンオイルを交換しているときに,助手席側のドライブシャフトブーツの異常に気づいてしまった….知らずにいたかった….


これを見てほしい.ドライブシャフトブーツの内径側がカパカパしている.本来はここにはゴム製のグロメットが入っているはずなのだけれど,ない….しっかりしろよ 大野ゴム OLEG !
幸い予備のドライブシャフトブーツがあったから,交換することにした.じつはそれも大野ゴムなんだけどな.


ニッパーと頑丈なハサミを駆使して古いドライブシャフトブーツを外す.握力いります.


ドライブシャフトブーツを取り払ったあと.うへえ.このグリスを落とさなければいけないのか….まあ,今回はドロと石とかかはたぶん入ってないからそれほどしっかりと洗う必要はないのですけれど,念のためブレーキクリーナーでグリスを落とす.べちょべちょや….
あと,シャフトもしっかりと洗っておきます.ここにグリスが残っていると後々困ることがあります.


新しいドライブシャフトブーツに接着剤を塗り込みます.
ドライブシャフトブーツのメーカーにもよりますが,大野ゴム製のものは,この接着剤を塗り込んで合わせこむだけというちょう簡単仕様.
他のメーカだと,接着剤を塗って組み合わせた後にホッカイロで暖めたりしなければいけないものもある(熱溶着).


割れ部分からピャっとドライブシャフトにブーツを通し,接着部分をくっつけます.このとき,シャフトにグリスや水が付いていると,それが接着部分に付着したりして,接合を妨げたりします.


10分放置したら小径側にグロメットを淹れます.ブーツの小径に付属のグリスをうっすらと塗るとすんなりと入ります.べったりつけると,今回のようにグロメットが外れたりしますので気をつけます.
ちなみに,ブーツの継ぎ目とグロメットの継ぎ目は重ならないようにします.


小径側にバンドを取り付けます.このバンドはタイヤの前進時回転方向の妨げにならない方向に取り付けます.写真では前進のとき左回転になるので,バンドはこの向きで取り付けます.これだったら万が一小石とかがバンドにあたってもバンドが外れたりしないでしょ.
ブーツの継ぎ目とバンド結束箇所は重ならないようにします.


ちなみに,バンドはこんな風にノッチに引っかけててこの原理で留めますよ.


マイナスドライバーとかでぎゅっと押し込み,ペンチなどでツメを倒します.


グリスをモリモリと全量投入.ベアリングにべったり付くようにがんばります.


グロメット大径側です.小径と同じように,ブーツ大径にグリスをうっすら載せますとすんなりと…はいんないです,がんばって!
上手く力が入らない場合は,タイヤを少し回しましょう.前輪を両輪ともリフトアップしてあれば,反対側のタイヤを手動回せばちゃんと回るはず.
ちなみに,ブーツの継ぎ目とグロメットの継ぎ目は重ならないようにします.


できた…けど,一度外れてしまうと,なんだか信用できないな….


引っ張ってみたけど,今のところ大丈夫…っぽい?
もういいや,次からはスピージーにしよっと.発注かけとかないとな….