車のメンテナンス箇所と頻度

親父カーではなく自前カーを持ってから二年ですが,その間いろいろと遊んだ気がします.17年ものなので,壊れるわ壊れるわ大変結構ですな(笑) こういう古い車だと,どこをメンテしていれば長生きしそうか考えたとき,下記のような整備を心がけるとよいのではないでしょうか.私がいつも心がけていることを書いています.

エンジン周り

エンジンオイルさえしっかり変えておけば,とりあえずはOK.

  • エンジンオイル交換 (3,000km 〜 5,000km ごと)
  • エンジンオイルフィルター交換(エンジンオイルの交換時,2回に一度)
  • タイミングベルト (100,000km 毎) タイミングチェーン車の場合は,タイミングチェーンを 200,000km 〜 で交換.
  • エンジンの各種シール(オイル漏れ防止パッキン) (100,000km 毎)
  • ウォータポンプ (100,000km 毎)

エンジンオイルは自分でしっかり管理すると長持ちします.遠出の際には,出発前にエンジンオイルをレベルゲージで点検しましょう.エンジンオイルの 20,000km 無交換で煙をもくもく吐き出す車になった友人もいますし,オイルがいつの間にか抜けていてエンジンを焼き付かせたやつもいます.

タイヤを外したときに

タイヤを取り外したときには,触診しておきましょう!

  • ドライブシャフトブーツ (FF車)
    • 前輪の裏側をのぞき込んで,蛇腹になっているゴム or プラスチックがあれば,それがドライブシャフトブーツ.
    • 蛇腹の引っ込んだ部分にヒビがあれば,そろそろ交換時期.もっとも,ヒビがあったからといって今日明日に破れるものではないし,破れたからといってその瞬間シャフトが壊れたりするものでもありません.ただし,破れた事に気づかないと,いずれ破れた部分にドロが侵入し,ベアリングを破損 ⇒ すてきな修理費用 となります.
    • ほんとによく破れます.
    • タイヤのウラ側だけでなく,さらにミッションよりにも蛇腹があります.これもドライブシャフトブーツです.滅多に破れることはないのですが,たまには見ておきたい.
  • ブレーキホース
    • タイヤを留めているハブと車体の間にあるゴム管(たまにアルミで補強されている)がブレーキホース.これが破損すると,突然ブレーキが利かなくなるので,指で触って亀裂やヒビがないかを見ておく.特に付け根.

それと,ハブを揺すってガタがないことを確認 (パンタジャッキのときは危ないからやっちゃだめ)
ガタがあるときは次を確認しておきます.

  • タイロッドエンドブーツ
    • タイヤの蛇角を決めるために,ハブを横方向に押したり引いたりしているのがタイロッド.これとハブとのジョイントがタイロッドエンドで*1,ここを保護しているのがタイロッドエンドブーツ.
    • 滅多に破れるものではないですが,破れに気づかないと,突然ハンドルを切れなくなったりします.
  • ロワアームボールジョイントブーツ
    • ハブの最下部に接続されているアームとの連結部のこと.ここを保護しているのがロワアームボールジョイントブーツ.
    • 滅多に破れませんが,破れると,ドロが入ってボールジョイントが壊れて,タイヤがスコンと抜けたりします.さすがにタイヤが飛んでいったりはしませんけど….

まとめ

太字のところだけチェックしとくだけでも,車はかなりご機嫌になってくれます.これ以外にもチェックすべきところはいっぱいありますが,どこが壊れるかなんてほとんど運です.ただ,エンジンオイルさえしっかり交換していれば,内燃系の故障は減ります.
エンジン部分以外では足回りについてちょっとだけチェックポイントを書きましたけど,要するに「ん?いつもと違うぞ,なにか変だ.」ということに気づけ!ということなのです.普段から気をつけていれば,たいていのトラブルは大変なことになるまえに見つかります.

*1:もっというと,ハブについているナックルとタイロッドとのジョイント.