サンマリノGPクオリファイ

顎兄こと,Michael Schumacher,通算66回目のP.P.獲得で,故Ailton Senaが保持していた世界記録を更新…だそうです.しかも,Senaが事故死した,アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラサーキット)で….Senaは94年サンマリノGPでP.P.を獲り,次の本戦で事故死したらしいのですが(見てない…),それはM.Schumacherの目の前だったそうです.
なんだか,不思議なものを感じます.

シューマッハ、セナの記録を打ち破る!
2006年4月22日(土) 23時28分
F1-Live.com

ミハエル・シューマッハの久々の雄姿に沸いたイモラ・サーキット(アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ)。スタンドを真っ赤に染めるティフォシたちの目の前でフェラーリのマシンを駆るシューマッハが午前中、唯一の1分23秒台に入る堂々のトップタイムをマークした。

一方、宿敵フェルナンド・アロンソルノー)も2番手に虎視眈々。注目の予選は新旧王者対決の様相を呈している。

今回、最多ポール獲得記録のかかるシューマッハは、この予選で最速タイムをマークすれば、通算66回目のポール奪取となり、自身も敬愛してやまない、あのアイルトン・セナの記録を塗り替えることになる。奇しくもセナが逝ったイモラの地で、シューマッハはF1史に新たな歴史を刻むことができるのだろうか。

気温27℃、路面温度36℃、湿度30%のドライコンディションで始まった予選の第1ピリオドはニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、キミ・ライコネンマクラーレン)、フェルナンド・アロンソルノー)らが15分の間にトップタイムを更新。最終的にはアロンソが、午前中にシューマッハが記録した最速タイムを上回る1分23秒536でトップとなった。

一方、クリスチャン・クリエンレッドブル)、スコット・スピードトロ・ロッソ)、ティアゴ・モンテイロ(MF1)、クリスチャン・アルバース(MF1)、佐藤琢磨井出有治SUPER AGURI勢はここで姿を消し、17番グリッドから22番グリッドまでが確定した。

続く第2ピリオドも15分間で行われ、ヤルノ・トゥルーリトヨタ)とライコネンが1分23秒台のトップタイムを刻むが、好調シューマッハが1分22秒 579を記録、一気にトップに躍り出た。チームメイトのフェリペ・マッサも3番手につけている。フェラーリに割って入ったのはマクラーレンライコネン。ライバルのルノージャンカルロ・フィジケラが、まさかの11番手に低迷した。

第2ピリオドでは、その他、ジャック・ビルヌーブBMW ザウバー)、ロズベルグデビッド・クルサードレッドブル)、ニック・ハイドフェルドBMW ザウバー)、ビタントニオ・リウッツィトロ・ロッソ)らが消え、最終ピリオドはシューマッハライコネン、マッサ、ラルフ、トゥルーリマーク・ウェバー(ウィリアムズ)、ジェンソン・バトンHonda Racing F1)、アロンソルーベンス・バリチェロHonda Racing F1)、ファン-パブロ・モントーヤマクラーレン)の10台によるポール争いとなった。

注目の最終ピリオドは、まずマッサがトップタイムを記録。続いてバトン、シューマッハらが次々とマッサのベストタイムを塗り替え、セッション残り時間5分を切ったところで、シューマッハが1分22秒 795の最速をマーク。結局、これを上回る者は現れず、シューマッハはついにセナの記録を打ち破る最多ポール獲得記録を樹立した。シューマッハのポール獲得は史上最多の66回、今シーズンは開幕戦バーレーンGPに次ぐ2度目となっている。

シューマッハの偉業達成の一方、気になるルノーアロンソは5番手と不気味なポジション。新旧王者の間にはバトン、バリチェロHonda Racing F1勢とマッサが挟まれている。前戦オーストラリアGPではバトンがHondaワークス38年ぶりのポールポジションを獲得しながら、決勝では勝機を逃したHonda Racing F1。ここでの巻き返しに期待したい。

アロンソの後ろにはラルフ、モントーヤライコネントゥルーリ、ウェバーといった面々が続き、トヨタが楽しみな位置につけている。SUPER AGURIは琢磨と井出が21番手、22番手から追い上げを狙う。

明日23日(日)は、いよいよ決勝が行われる。スタート時刻は日本時間21時(現地時間14時)。フェラーリの地元Vか、はたまた王者アロンソの逆転劇か? Honda Racing F1、トヨタの日本勢の動きからも目が離せない。
[ F1-Live.com 4月22日 23時36分 更新 ]