ひさびさに Netgear (Infrant) ReadyNAS 1100 の話です.NV とか NV+ ともちょっとだけ関係のある話題です.
うちではないのですが,会社にも同じ ReadyNAS1100 が数台あるのですが,立て続けに電源部が故障して電源が入らずラックの置物になってしまいました.
まあ,そろそろ寿命も近かったので大事なデータを置かないようにしていたため,特段被害らしい被害はなく それはそれでよいのですが,自宅の ReadyNAS 1100 の電源故障に備えて対策を考えるキッカケとなりました.
ReadyNAS 1100 は電源部をシステムボード毎交換することができまして,RN1100-PSU1 という装置を買えば,ごっそりとすげ替えることができます.しかし,これ,ディスコンなんですよねえ….
中身は,1Uの ATX 電源(ST-220FUB Flex-ATX 1U 220W)なんで,サイズの合うやつと入れ替えればそれはそれでよいのですが,ここには,
The power supply itself was fine. The problem is that it WILL not work in a Netgear ReadyNAS NV+; even though the model numbers are identical. The ReadyNAS variant has an additional wire on it that it needs to power the NAS.
とあります.
つまり装置型番同じくせに ReadyNAS のものは ピンアサインが通常のATXと異なっていて使えない,といっています*1.
いろいろ調べたところ,
- Jim's collections: Readynas Infrant 1100 and NV+ power supplies. Original Documents for 1100
- http://www.readynas.com/download/archive/pdf/ReadyNAS_PSU_pinout.pdf
二つ目のやつはズバリでして,公式からしてピンアサインが違うと図解してくれています.
ですので,電源部が壊れたら,なんとかしてATXの電源を加工してやればよいということですね!
公式ピンアサイン表には
ReadyNAS NV, NV+ and 1100 use modified ATX power connector:
–12V(Blue) and –5V(White) changed to +12V(Yellow)
とあり,青線と白線を(引っこ抜いて)黄色線を(分岐して)ぶっこめ,と書かれています.
なお,一つ目のATXとReadyNAS電源の比較はピンの後ろ側からの写真,二つ目の公式ピンアサイン表はピン正面から見ていますので注意が必要です.(左右対称になっている.)