O2センサー交換 - Hieの日記

昨年から，20歳の AE100 カローラの調子が悪いです．

症状

具体的には，暖機中に下記のような症状が出ます．

アイドルで1,500rpm 〜 2,200rpm と高回転
時々その間でハンチングも
十分に暖機しきると収まり，750rpm にアイドルが落ち着く
暖機完了し，回転数が落ちる瞬間に一瞬息継ぎをするが，とくに息継ぎやパワーが出ないといったことはない
スパークプラグの異様な焼けやカブりはなさそう．

ちなみに，DAIG にもひっかかりません．

今までに試みた治療

いろいろな治療を施しましたが，ダメでした．

スロットル＆ISCV を外からエンジンコンディショナーで清掃
スロットルを分解し，ISCV をバラして内部も清掃
カリーナ AT190 の中古吸気温センサー(同一品番)と交換
カリーナ AT190 の中古 ISCV と交換
スロットル周りのバキュームホース交換
エアクリ交換
O2センサー交換 ← NEW!

どうするか

いやあ，困りましたねぇ．
センサー系は結構交換してきました．他に考えられそうなセンサーは下記くらいです．

EFIバキュームセンサASSY (89420-12070)
バキュームスイッチングバルブASSY (90910-12119)
ウォータテンパラチャセンザゲージASSY (83420-20040) # ちなみに，ラジエターファンスイッチになっている，ウォータテンパラチャディテクトスイッチは過去交換済み．

あとは，

エンジンコントロールコンピュータ (89661-1A130)

くらいか…．
いやぁ，最後の ECU は勘弁してもらいたいねぇ．コンデンサ漏れくらいならなんとかするけど…．あとは，チャコールキャニスター(77740-12610)あたりが原因の可能性もあります．
というか，もうわからんね．お手上げ．

一応試してみよう

再度DIAGチェック

もちろんダイアグチェッカを持っていないので，エンジンウォーニングランプ(運転席メータにあるアレ)の点滅によるチェックです．
たぶん，何も出てないと思うけど…．

チャコールキャニスターの健全性チェック

豪の者達は，チャコールキャニスターを取り外したり，いきなり交換したりするようですが，ぼくは発作が起きているときに燃料タンクのキャップを緩めてみます．ちょっと危ないんだけどね．
燃料は基本的に燃料タンク内で多少蒸発して気圧が上がっています．セルフガソリンスタンドで燃料油キャップを緩めると，ブシュっていうアレです．
あまりにタンク内の気圧が上がるとよろしくないので，一定気圧を超えたところで，燃料タンクからガスをはき出す仕組みがあります．そのとき，そのまま大気中に放出せず，脱臭するわけですが，この脱臭をキャニスターが担当しているのです．
また，キャニスターでは，エンジンがかかっているときは，単純にこのガスを捨てず，わざとエンジン燃焼のための空気に混ぜて，燃料の一部として一緒に燃やしてしまいます．なんてエコなの…．
ですから，なぜアイドリングにチャコールキャニスターが関係してくるかといいますと，キャニスターが詰まっていると，うまく燃料タンク内のガスを大気放出できておらず，エンジンがかかったときに，一気にエンジン側にガスが押し寄せ，燃料が濃くなってしまい，エンジンの回転数が上がる可能性があります．
なので，発作が起きているときに，燃料タンクの気圧を下げてやれば，キャニスターからエンジンへガスの供給がなされなくなりますので，何らかの症状変化がある可能性があるわけです．

これでダメだったら，もうシラネ．

O2センサー交換シーン

エキマニの横(写真だと右側)につきだしているのがO2センサーです．

邪魔なので遮熱板を取り外します．10mm 5箇所．

むき出しになりました．

もうすこしアップ．

O2センサーのカプラです．モロくなっているのでしっかりとツメを押して外します．

今日の主役のO2センサーソケットレンチです．22mm用で 9.5sq です．また，26mmのレンチやソケットレンチで回すこともできます．

使ったレンチハンドルが足回り用だったのであっさりと取り外せました．

BOSCH の LS-01 です．アメリカでは，11027 という品番なの?

中身はこんな感じ．BOSCH LS-01 は汎用ラムダセンサ(O2センサ)という分類でして，コネクタはちぎって純正を使えというやや乱暴な商品です．写真では，既に純正品のコネクタと連結済みです．なお内容物は，本体(焼き付き防止グリス塗布済み)・圧着端子・熱収縮チューブ・説明書(ドイツ語・英語)です．

今日使った工具たち．あとペンチとニッパは使ったかな！

完成！でも，治らなかったけどな…．