はやり治っていない

ECUコンデンサ交換も効果なしでした.
というわけで,振り出しに戻ってしまいました.

スロポジか?

有識者にお伺いを立てたところ,スロポジセンサーかも…?というコメント.いやぁ,それはないと思うんだよねぇ.
スロポジセンサー(Throttle Position Sensor)というのは,アクセルを踏んだときにどれくらいエンジンへの空気吸入弁(スロットル)を開けているかを見るセンサーのこと.
大きく次の二つの役割をになう.

  1. 少しでもアクセルを踏み込んだ(スロットルが開いた)ことを認識し,アイドルから抜けたことをECUに知らせる.
  2. 踏み込み具合(スロットルの開き具合)をECUに知らせる.

1 は,コネクタのある端子間でアクセルを踏んでいない⇒0Ω,踏んでいる⇒∞Ω となることで実現している.
2 は,ある端子間で踏み込み具合(スロットルの開き具合)に応じて抵抗値が線形に増大していく仕組み.つまり,可変抵抗.

一応,この1 と 2 を調べてみたけれど,特に問題はなさそう.ちょっと抵抗値が参考より低いかな?とも思うのだけど,修理書に書いてあるのはあくまで参考値*1とあるし,その参考値もずいぶんアバウトなものだったから,たぶん問題ないはず.ECUが全開時と全閉時それぞれの抵抗値をちゃんと学習してるはず.

いやいややはり ISCV では

ISCV は,スロポジセンサーがスロットル全閉判定をしているとき,このままだと空気流入ゼロでエンジンが止まってしまうのを防ぐため,バイパスの空気流入を制御している弁です.
基本的にはアイドル時にはバイパス弁全開ですが,十分暖機されてくると,ISCV内のバイメタル(温度があがると膨張するスプリング)がバイパス弁を半閉じ状態にして,エンジンの回転数を低く抑えてくれます.また,エアコン使用などでエンジン負荷が増えたときなどは,エンジン回転数を上げないと失火してしまいますが,これを避けるために,ECUから12Vの電圧をかけることで,バイメタルと関係なく,強制的に弁を開くことができます.

そもそもISCVも交換していますが,交換したのは中古です.
ちなみに,コネクタ間の抵抗を計ってみましたが基準値をややオーバー程度でした.ちなみに,交換前のISCVは基準値内でしたが,同様の問題を抱えていましたので,これが問題ではないはずです.
交換した中古ISCVもバイメタルが故障してたのかなぁ….バイメタルが故障していると,突然アイドルがあがったり下がったりということはあるかもしれませんね.

振り出しにもどった

やまいったね.

*1:基準値の場合はちゃんと基準値と書いてあるはず.