二次エアを吸っているからハンチングしたりアイドルが高かったりするんじゃあ無いのかというご指摘をうけましたので,テッテーテキにパーツクリーナーをまぶしました.
サージタンクから出ているラインとその継ぎ目は全部.
変化なし.
ハンチング中に,スロットルからISCVへ抜ける流路もふさいでみましたが,ストンとエンストするだけ.
どこかでエアを噛んでいて,エンジンが回り続けるなんてことはありませんでした.
ハンチング中に,チャコールキャニスターを引っこ抜いたりしてみましたが,変化なし.キャニスターパージがおかしいということもなさげ.
ただ,アイドル時のエアの流れが怪しいのは,まあそうなんですよね.というわけで,バキューム計を入れることにしました.
メータ計はオートゲージで揃えている
うちのメータはオートゲージの 52φで構成されています.
やっぱり今回もオートゲージ製です.送料込みで5千円くらい.
オートゲージ バキューム計 SM 52Φ ホワイトLED ワーニング 負圧 MT 圧縮 追加 メーター 即納 送料無料
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- 価格: 5,380円
バキューム計とは
エンジンが吸気する前に,一時的に過剰な空気を保存したり,未燃焼ガスを一時的にため込んだりする装置があります.サージタンクといいます.
そのため,エンジンの吸気状況を調べるためには,ここの圧力を知れば良いことになります.圧力と言っていますが,エンジンは空気を吸いたがっているので,サージタンクの気圧はマイナス(負圧)です.
サージタンクの負圧を調べるには,多くの場合サージタンクから出ているホースを分岐させ,負圧計(バキュームセンサ)を挟み込みます.
よく使うホースは,
- プレッシャレギュレター行きのホース,
- (エンジン制御用の)バキュームセンサ行きのホース
でしょうか.
今回はプレッシャレギュレター行きのホースを使います.深い理由はありませんが,エンジンコンピュータと繋がっているセンサ前であまりエアの分岐をしたくなかったことと,バキュームセンサ行きのホースは長くて切るのがもったいなかったから.
ギャラリー
AE100 カローラへの取り付け例として.
AE100 カローラのサージタンクとプレッシャレギュレターの間のホースはここ.
マニュアルにはこう書いてあります.
ホースをちぎって三叉ホースジョイントを差し込みます.この三叉ホースジョイントはメータに付いてきます.
マニュアルとは付け方が違いますが,こういう微妙な付け方をしました.
AE100のプレッシャレギュレター行きのホースは短くて,長辺方向にジョイントが入らなかったのです….
メータ用のバキュームセンサまでのホースとして,シリコンホースが同梱されているのですが,たまたまバキュームホースを持っていたので,純正ホースを利用.ブレーキブースターの当たりまで引っ張ってきました.
同梱のエアフィルタを挟みます.
メータ用のバキュームセンサ(同梱)は,ブレーキブースターのネジに共締めします.ボンネットカバー(フードカバー)とぶつからないように気をつけます.
どうでもいいけど,バキュームセンサってマニュアルの絵と全然ちがくね?
こんな外観になりました.
ブレーキブースターあたりにセンサを置けば,同梱のセンタコネクタケーブルを延長加工しなくても,運転席まで引っ張れます.もちろん,きれいにダッシュボード内にケーブルを隠したりしようとするなら,長さは足りないでしょうが.
ちなみに,オートゲージ製のメータとして,油圧計・油温計・水温計を持っていますが,いずれもボンネット前部にセンサがあり,長さが全然足りなかったのでセンサケーブルを加工して延長しています.
ボンネットとピラーしたの外装の継ぎ目にケーブルを落として,無理矢理運転席ドアから引っ張ります.
ちなみに,コイン洗車でちょっとだけ漏水するので注意(笑)
こんな感じで設置.
オートゲージメータの良いところは,オートゲージメータが既に設置されているときは,そこから電源を横取りできることです.
というわけで,電源部加工も不要でポン付けします.
電源部加工の話は id:Hie:20120818#1345310911 を参考にしてください.
火を入れました.動いているようです.
まとめ
- 車のアイドリング異常は相変わらず治りません.
- 二次エアを吸っている説はありますが,今のところその場所は見つかっていません.
- とりあえずバキューム計をつけて,負圧の状況を把握するところから始めます.
- バキューム計の取り付けは,他のセンサにくらべて一番楽だと思います.