スカイメモS 極軸望遠鏡調整でヒドイ目に遭う

スカイメモS の極軸望遠鏡は,使用前に自分で校正するように指示されています.極軸望遠鏡の接眼部にあるイモネジ三つを押したり引いたりしながら極軸望遠鏡内のスケールプレートを押しくらまんじゅうして光軸を合わせていくのですが,やってしまいました.一部のイモネジを緩めすぎ&反対側のイモネジ締めすぎで,締めたネジがアイピースの中に落下してしまいました.
これはもうバラすしかないね…というわけで,接眼部を左回しで外し,スケールプレートを取り外し,転がっているイモネジを救出しました.
ここまではいいのですが,スケールプレートがフリーになってしまったことで,どの向きに付いていたかが分からなくなってしまいました….
一応イモネジの打痕があるので,取り付けパターンは3通りです.
結局, Google Sky Map を使って,現時点の北極星と天の北極の位置関係を調べておき,スカイメモSのスケールプレートの「6(北極星)」と「中央」(天の北極)との関係が矛盾しないように設定しました.つまり,スカイメモ側で緯度差補正目盛設定・日付&時刻ダイヤルを回して極軸望遠鏡設定をしておき,矛盾のないプレート向きに差し込んだわけですね.
このとき,極軸望遠鏡内の映像は倒立ですので,実際の北極星と天の北極とは点対称の関係にあることに注意.

いやはや,ヒヤヒヤしました.

あとは,緯度差補正目盛リング固定ネジをいじって厳密な校正をしなきゃ (id:Hie:20150703#1435939881 に纏めました).


図は,アイピースを取り外してスケールをのぞき込んだところ.三つのイモネジで留まっています.