カローラ E-AE100 メモ

最近 E-AE100 の電装周りをいじったのでメモ.

交換したもの

カーオーディオ

純正品の取り外し

E-AE100の純正オーディオは,カセットテープなカーオーディオで,2DINのトレイのうち1DINを利用して設置されています.また,ちょっと離れて上部にチューナが接続されています.クローブボックスを分解したところ,純正チューナを取り外すには,エアコンフローまで分解する必要がありそうでしたので,チューナは放置することにします.カセットテープなヘッドユニットが本体(アンプ)部分なので,ここだけ取り替えればOK.また,純正FM/AMアンテナ*1はチューナーに直にささっているらしく,見あたらず.

  1. ボンネットのバッテリの-極を外す.レンチかプライヤー的なものが必要です.
  2. カーオーディオのパネルを取り外す.カセットデッキの左上,右上に2本ネジが止まっているだけ.シガーボックスを外してパネルを引っ張ればシガーごと抜けます.ちょっと力が必要ですが,無理せず引っかかりがあった場合は一度元に戻すのが吉.
  3. カセットデッキを支える2DINのトレイを引き抜きます.四方をネジ止めされています.
  4. カセットデッキからケーブルを外し,純正チューナ行きのケーブルも外します.トレイから純正カセットデッキを取り外します.
新しいヘッドユニット取り付け
  1. トレイにCDE-101Jを止めます.トヨタ用のネジの部分になぜかとまりませんが,適当に止めました.
  2. トヨタハーネスキットの10P/6PをCDE-101Jに予め接続.色のとおりに付ければOK.アンテナコントロールは不要.
  3. ハーネスキットのメスを取り外したケーブルにはめこむ.ちなみに,ウチのE-AE100はフロントスピーカしかないので,6P側は使わなかった.*2
  4. アースはハーネスキット側に接続してもよかったが,念のため,クローブボックスの裏をとおして(手は届く)運転席左奥に見えるユニットのネジに共締め.
アンテナ取り付け
  1. VICS/FM/AMアンテナを5m用アンテナプラグ延長を使ってリアウィンドウまで引っ張り,金属部分からちょっと離したところに接着.ただし,後方確認の邪魔にならない程度のところに.フロントウィンドウに付けるとエンジンのノイズが乗りました.リアに持って行くことでかなりマトモになります.
  2. アンテナのブースト電源はハーネスキットのACCから配線分岐してとりました.アースはまぁ適当に.私はボディアースできるところを探すのが面倒くさかったので,例によって運転席左奥のユニットに止めました.おそらくノイズの原因になっていることでしょう.
  3. オーディオを戻し,パネルをとめなおし.パネルをとめるとき,シガーのケーブルを右奥にある穴に入れておかないと,シガーボックスが収まらないので注意.

ちょっとノイズが乗りますが,まぁまぁ聞こえるようにはなりました.アンテナはFM VICS対応ですが,ナビは光ビーコンでがんばる予定ですので,VICS用途では使いません.

ナビ

車速センサ取り出し

たぶんこの工程が最難関.クラリオンが公開している車速信号線の位置*3ですが,はっきり言ってこの手順通りに分解するのはかなり大変です.私はズルすることにしました.

  1. オーディオを取り外して,懐中電灯を入れると,かなり奥まった下部にECU(エンジン制御ユニット)が見えます.
  2. このプラグをがんばって手を伸ばして取り外し,出来る限りフロントに引っ張ります.
  3. その後,ケーブルを束ねている被服を少しずつ破ります.ここで無茶すると車ごとオシャカです.エンジンすらかからなくなる.無理に被服を破らなくても,ケーブルを固定して被服を奥に押し込んでもいけるようです.
  4. 車速信号線はおそらく0.25sqくらいの細いケーブルですが,車速信号線の位置を確認し*4配線分岐キットで分岐.腰がつらいよ.
  5. 取り出した車速信号線を加速度センサユニットの車速センサ信号線に連結.
VICSビーコン

純正品はとても高いので,なぜか安いカロッツェリアのCXB5908を流用しました.中身は同じですが,コネクタの形状が違いますので,KX-GNV12の代替にCXB5908 (でるナビにcarrozzeriaのビーコンVICSを繋ぐ)を参考にコネクタを作成します.docomo movaPDCコネクタを使いました.私はどちらかというと docomo の敵会社の職員ですが,このときは感謝しました.

でるナビ設置

はっきり言ってE-AE100は小型すぎてダッシュボード上の設置すら困難です.衝撃でフロントウィンドウをぶち破る可能性がありますので注意.私はL字ステー型のダッシュボード取り付け器具を使って,ダッシュボードに装着しました.L字ステーがあると,ナビの位置を下げることができるのです.
詳細は省略しますが,GPSアンテナやビーコンや車速センサつき加速度センサなどをナビに入力します.設定も省略.
地図はナビ研S拡張フォーマットの地域版関東12です.しかし,はっきり言って詳細図などまず使わないので,地域版など不要と思います.全国版14の購入も検討しています.

バックカメラ設置

とにかくマニュアルがありません.ので,車の電源は +12V.ACC電源とやらがある,ボディアースとやらがあるらしい,くらいの知識がないといけないかも知れません.まぁ,赤線をACCに,黒線をボディの金属部分のネジに止めればOKです.バックランプなどから電源をとる猛者もいるようですが,軟弱者なので私はまたもやハーネスキットから延長してとりました.
バックカメラでとにかく面倒くさいのは,配線を引っ張るところです.私は,ナンバープレートの左上*5に設置し,ケーブルをナンバープレートの後側に出します.その後,RCAケーブルを切断し電源共々,バンパーと車体の間の隙間を通してトランクに引き込みます.トランクを空けるとケーブルがバンパーから出てトランクに入っていくのが見えるのですが,これもしょうがないことにしました.トランクから車内ひ引き込む方法がわからなかったので,後部座席の後ろのタナ部分に穴をあけ*6そこから車内に引き込み,電源やRCAを接続します.ここでつなぐところを間違えないように注意.私は絶縁処理が甘くてショートしてしまい,20Aなヒューズを飛ばしてしまいました.
なお,でるナビはRCA入力はありませんので,RCA<=>モノラルピンジャックへの変換が必要です.オーディオ用品の一般的なものでOKです.

ETC取り付け

助手席ボックスに設置しました.設置場所に注意しないと,カードの出し入れができません.よく考えましょう.
ケーブルはボックスの裏から垂らし,またもやハーネスキットから電源をとりました.なお,ACCに接続しわすれると,エンジンを止めたときに「カードが残っています」などと言ってくれなくなります.
あとはマニュアル通りに設置.

全部終わったらボンネットのバッテリ-端子を戻す.

総評

ぐちゃぐちゃな配線になりました.
まぁ動くからよしかな.バックカメラはでるナビを外部入力モードにしなければダメなのですが,外部入力中はナビが止まってしまいますので,車の向きなどもずれてしまいます.注意.

とりあえず,

  • オーディオ => OK.車速センサの部分がちょっと自信が無かったのですが,ナビが車速センサモードのときに車速信号が無いとエラーが出たり迷走,というか車が動いても画面では進まなくなるはずなので,たぶんOK.車速センサモードでちゃんと動いてる.*7
  • ナビ => 古いのでちょっと馬鹿だけど十分 OK
  • ETC => 普通に OK.せっかくの日高のり子声なのに,音質は他のETCと同レベル.もったいなし.

その他Tips

  • ヒューズボックスは運転席下部右側のツマミのあるトビラの中.私はハーネスキットでオーディオから電源を取り出していますが,やっぱり一番気軽に電源をとれる箇所はココです.
  • また,ボンネットを開けて右側(車体からみて左)にもヒューズボックスがあります.こちらはECUEFI,クラクション,ヘッドライトなどの結構重要なヒューズがそろっています.また,スペアヒューズも20A,15A,7.5Aがありますのでチェックしておきましょう.私は20Aを燃やしてしまったので,とてもお世話になりました.

*1:いわゆるアンテナプラグ.JASOプラグというらしい.

*2:6P側がリアスピーカケーブル

*3:リンク切れですね。カローラ。セレス・マリノはこれ

*4:プラグのオスを手前に向けると,PDF の画像と線対称になるので,間違えないように.

*5:正中につけると,ナンバーの一部が隠れるため違法.もちろん,それにより映像もずれます.まぁしょうがないかと.

*6:キリで空けられる

*7:でるナビの車速センサモードのときは,加速度センサは横Gしか見てないのかも.