MINIは金食い虫

BMW初代MINIだからなんでしょうが、むちゃくちゃ壊れます。

14年物、8万km少々ですが、次々と同時多発的に壊れていきます。ここまでとはね…。DIY できないと手放したくなる気持ちはよくわかりました。

さて、自分用メモです。Evernoteの調子が悪いのです。

  • ラジエターコアサポート劣化による冷却水漏れ
    • ラジエターコア
    • 冷却水
    • ついでにサーモスタット、ガスケット、ハウジングも
  • オイルクーラー付近からのオイル漏れ
    • オイルクーラーガスケット
    • ガッツがあれば、オイルフィルター、エンジン間のガスケット

あと、そろそろ来そうなのが、

  • クラッチ、レリーズベアリング、フォーク類

なので、

あたりを同時に対応したい。

 交換時期に来てるのは、

  • フューエルフィルター
  • O2センサ2つ

かな。

 

うーん、どれから手を着けよう。

 

レーダー探知機取付

Comtec の ZERO-105L を取り付けます.
コテコテのMINIスタイルを貫きたいのでディスプレイは無しですっきりいきます.え,ナビはどうすんだ?あれは…許してたもれ….

実はすでに助手席キックパネルのヒューズボックスまでACCとGNDをひいているので,ここまで電源を引っ張ってきて,ここに接続するだけの簡単装着.
OBD2を使うつもりはないので,直接配線コード ZR-02 を使います.



これ.


助手席キックパネルのヒューズボックス窓をご覧ください.
もはやなんの箱か謎です.
ここに ACCとGNDを引いてます.(実はリバースチャイム取り付けたときにバック信号線も引いたw.奥に手を伸ばすと車速線も出てきますwww)

確認してないですが,このヒューズボックスにはACCヒューズもあったはずなので,そこから分岐するのもスマートでいいですね.
GND?ナビ裏からすでに引いてるんであれですが,助手席ダッシュボード脇パネルをあけるとアースポイントがあったとおもいます.


直接配線コード ZR-02 です.
レーダー探知機の機種によってはOBD2 線を引いて電源をとってもいいっちゃいいんですが,MINI R52/R53 のOBD2コネクタはちょうどクラッチの上にあって,しかも蝶番式のカバーがあったりとひじょーに邪魔なんですよね.もしもここからOBD2線を引くなら,コネクタをバラして移設したほうがいいです.
ぼくはそこまでしてまでレーダー探知機でOBD2スピード情報が欲しいわけでもないので,電源直接配線コードだけでOKにしました.
なお,念のため述べておくと,ZERO-105L は そもそも MINI R50シリーズの OBD2 とおしゃべりできないので,同じレーダー探知機にする人は気をつけてね!(つまり,MINI R50シリーズはOBD2非対応)


で,ですね,今回の作業で一番難航したのはここです.
設置場所を運転席前のダッシュボードにするんですが,助手席キックパネルまで電源ケーブルを引かなくてはいけません.
方針はいくつかありますが,今回は運転席足下から助手席足下までカーペット裏を這わせることにします.じつは車速パルス線も同じように配線したので同じ経路でということですね.
運転席→助手席の渡りは,センターコンソールの裏側にします.ここ,すごく狭いんですが,頑張ればケーブル2,3本なら通ります.

今回はすでに車速パルス線が運転席→助手席と伸びているので,これに電源ケーブルを粘着テープで縛り付け運転席→助手席と引っ張ります.
この際,ZR-02 のヒューズボックスをバラし,コネクタだけ取り外してスリムにしておきます.(ヒューズボックスやレーダー探知機側のコネクタはまず通らない)
その上で,ケーブルを二つ折りにして,折り返し部分をすでに渡っている車速パルス線に縛り付けて反対側から引きます.


電源線が通ったので,レーダー探知機までの電源線の引き上げを検討します.
運転席側ダッシュボードサイドパネルを開けてみます.
うん,ここを通してダッシュボード脇まで電源線を引き上げれば良さそうです.このスペースならコネクタも余裕で通ります.


なんとなく配線してみて,設置位置を決めます.


ダッシュボードサイドパネル内をこんな感じで電源ケーブルが抜けます.
振動防止にテープかケーブルタイで留めるといいですね.ぼくはサボりましたけど!


ACC電源とGNDも接続しておきます.
ケーブルはカーペット裏に隠します.


完成!

リバースチャイム取付

MINI R52 コンバーチブルS (6MT) にリバースチャイムを取り付けました.ショボいやつ.
リバースチャイムってアレです.バックするときにぴーぴーいうやつ.いやー,輸入車ってあれ鳴らないんですよね.クーパーS とかコンバーチブルSは 6MT なもんで,一速とバックが隣り合ってまして,マジ間違えるんです.事故が起きないうちにぴーぴー言うようにします.

使ったのは,Panasonic 電子ブザー EB2122 .決め手は,安い.そんだけ.音は「ぴよっぴよっ」って感じで情けないですが,爆音というほどでもないので埋めて使うには十分.

取付の方針は左バックランプ線に割り込ませて,バックランプがついたら音が出るようにする,です.
というわけでまずはバックランプの信号線を探します. R52 コンバーチブルS (2005/2初度登録; 製造は2004/12)はR53 クーパーS 後期型とはちょっと配線が違うんですが,まあ助手席か運転席のサイドどっちかにはあるだろってことで助手席からサイドをあけていきます.

配線図を見た感じ,青・黄線を見つければ良さそう.
青・黄線というのは,被覆が青色で縦に黄線が一本入ってるやつです.逆はまた別の線だったりするので注意.

結論からいうと,助手席脇でバックランプ線を見つけました.


助手席サイドのパネルをあけていきます.
まずは,邪魔になるリアシート(座面)を外していきます.これを外さないと,助手席サイドパネルを押さえている後部座席のサイドパネルが外れないんです.


座面のISOFIXコネクタカバーを外します.引っ張るだけ.向きと左右があるので戻すときは注意.


座面はフックで止まっているだけで引っ張ればとれます.
手前側から上に引っ張って前側を浮かせたらそのまま全体を引いて後ろ側のフックも引き抜きます.楽勝.
コンバーチブルは屋根があくんで楽ですね.


助手席シートベルトを外します.このボルトです.


T50 で外れます.


外れました.


サイドパネルは4つのクリップで留まっています.後ろ側3つはセンターを引き抜いて緩めるクリップ,前1つはセンターを押し込んで緩めて抜くクリップです.ちなみに,前1つのクリップは壊れてなくなってます(笑)


後ろ二つのクリップ.うしろ三つ目は座席に隠れて写ってません.


前1つ目のクリップは助手席足下奥.まあ実は先述の通り,このクリップは壊れてなくなっております….

今回は助手席サイドパネル下だけで完結する作業なので,サイドパネルだけ外し,グローブボックスは外しません.
サイドパネルは後ろ側が後部座席のサイドパネルに重なっているので,後部座席サイドパネルを浮かせてから助手席サイドパネルを後ろ側から上に持ち上げて,回転させるように引き抜きます.


サイドパネルを取り外すとカーペットをめくれるようになります.結構分厚い.5cmくらいあるんじゃないかしらん.ウレタン製なんで捲りすぎると折れます.以前折りましたw本格的に捲るときはシートを外した方がいいですね.
さて,ぼくの場合はカーペット下(というか脇ですね)に色々埋めているので発掘します.


助手席サイドの配線束の中に青・黄線ありました.なんだか2本それっぽいのがあったんですが,太い方がバックランプ連動してました.
適当にタッピングします.


タッピングしたやつをブザーのプラスに接続し,マイナスは適当にアースしました.(具体的には,過去にここまでオーディオ裏GNDを引いていたので,それを利用)

ブザーもカーペット脇に埋めました.
良い感じでピヨピヨいってます.

pitte について思ったこと

はじめに

ぼくも普段からお世話になっているみんカラの運営会社であるカービュー(carview)が,自動車整備のC2C型スキルシェアリングサービス「pitte」とやらを開始するらしく,キャンペーンのメールがやって参りました.
これについて想像したことをあれこれと書いてみます.

C2C型スキルシェアリングサービスとはなんぞや

ここ数年,経済誌を賑わせるトピックスワードに「○○シェアリング」というのがありまして,「pitte」もその運用形態の一つです.カーシェアとかライドシェアとかってよく聞きますよね.アレです.

「○○シェアリングサービス」って(?_?)という方に簡単にいうと,ユーザ一人でモノなどを購入して占有して使うのではなく,何名かで共有して使うことで,一人当たりのお支払いを安くしましょう!というもので,特に,誰か他の一般人が持っているものを使わない時間にお安く貸し借りする形態のサービスを「C2C型シェアリングサービス」と言います.C2Cは,Customer to Customer の略で,ユーザとユーザ間でのやりとりが主体となることを表しています.
たとえば,国内にもすでに DeNA 社の運営する,Anyca という C2C型カーシェアリングサービスがあります.これは,お小遣いを稼ぎたい自動車オーナーが,その車に乗ってみたい人に,使わない時間に車を貸し出すのを斡旋(マッチング)するサービス.実は,斡旋サービスを行っている Anyca 自体は車を一台も所有していなくても実現できるサービスで,(斡旋)サービス提供者のフトコロは全く痛まない大変ナイスなサービスで*1,こういったサービスがここ数年経済誌を賑わせているというわけです.

では,スキルシェアリングサービスってなあに(?_?)というと,これはモノの貸し借りではなくて,できることの貸し借り(能力の貸し借り)です.つまり有能な人のヒマな時間を,その人の能力をほしがっている人に時間貸しする,斡旋(マッチング)サービスがスキルシェアリングサービスになります.ユーザ間で能力を貸し借りしあうC2C型サービスになると,斡旋サービス提供者は利用者に提供するスキル(人材)を持っていなくてもサービス実現できるというフトコロの痛まないナイスな商売なのです.

pitte はC2C型スキルシェアリングサービス

pitte について平たくいうと,普通の人よりちょっと車のことがわかってるユーザ(スキル提供者)(の能力)と,車のことがよくわかっていないユーザ(スキル利用者)とをマッチング(斡旋)する仲介サービスです.
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図. pitte のイメージ.アルファロメオなら作業経験のある一般人の方です.

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図. サービスの流れ
作業工賃が発生したら,そのうちの20%と事故が起きたときのため300円の保険料を仲介サービス料として召し上げるという仕組みのようですね.

整備士資格や認証工場でないとやってはいけない作業は,サービスの対象外っぽいですね.

思うこといろいろ

さて,ここからがぼくの思うことです.全部仮説なので外れてるかも.
論旨の結論から申し上げると,「たぶん流行らないと思うけど,もしもこのサービスが流行れば(流行るシナリオがあったとすれば)アフターマーケット業界(修理工場業界)の市場縮小に繋がるのではないか」です.縮小とは言わないまでも悪影響がありそう.

スキル提供者も利用者も大してオトクでない?

サービスのターゲットはスキル提供者とスキル利用者です.
先に,わかりやすいスキル利用者から考えると,これはとにかくちょっとした作業なんだから「安く済ませたい人」です.工場によっても違いますが,修理工場などでの時間工賃(人件費)は1時間あたり6000円とかそんなもんです.スキル利用者からすると,6000円/時を超えるようなサービスなんて絶対に使わないでしょう.トラブったら面倒ですし,同額でもアウト.つまり,どんなに高くとも 6000円/時未満となるようなスキル提供者にしかお願いしないことになります.

一方でスキル提供者は,ヒマなときにお小遣いを稼ぎたい人です.できるだけ多く工賃をもらいたいところですが,スキル利用者は6000円/時未満しか払ってくれません.しかも,そのうち20%+保険金が pitte に搾取されますので,スキル提供者はどんなに頑張っても 4,800円/時未満しか稼げないんです.ひょっとしたら交通費なんかもこの中に入ったり,設備などの持ち出しもあってもっと分が悪いかも.

実際,スキル利用者はもっと安くないとこの手のサービスには手を出さないのでは?とも思うので(エビデンスなし),実際には3000円/時くらいしか払ってくれないのでは?と思います.そうするとスキル提供者はもっと収入が下がり,2000円/時強くらいしか稼げずうまみがないことになります.

そもそもそんなに利用者が増えるか?

自動車整備工場で儲かっているのは車検整備などの認証工場でないと扱えない重要保安部品等のメンテナンスです.これは pitte では認められていないようです.
おおよそ,ガソリンスタンドで頼める程度の電装品の交換や取付が中心になると思います.ひょっとしたら,アルファロメオ(笑)のようなマニアックな車で修理工場が断ってくるケースもあるかもしれませんが,ニッチすぎてマッチングできる気がしません.

スキル提供者は工場の中の人になり業界は縮小する?

ここは妄想全開です.
これまでに書いたとおり,利用者も提供者も現れず,マッチングサービスが成立しないと予測していますが,まかり間違ってサービス利用者が増えてしまうシナリオを想像してみます.
あり得るシナリオとしては,スキル提供者が工場の中の人になるケース.つまり「契約成立して車を持っていったら…普通に整備工場だった!!(ガビソ」ってパターン.これは,時間外で工場の人がスキル(と設備)を提供するかもしれませんし,工場自体がスキル提供者(つまり工場の pitte への出店)です.

こうなった場合,先に示したとおり,利用者は最大でも 6000円/時しか工賃を払ってくれませんし,20%のピンハネがありますし,工場(の中の人)のもうけは減ります.しかし,ライバルの工場が近隣の工場を出し抜くために pitte を利用するようになれば,利用者がそちらに逃げてしまうので,他の工場も pitte 化せざるをえません.

するとあれよあれよという間に,アフターマーケット市場のもうけは pitte に吸い上げられるうえ,利用者が支払ってくれるMAX額も減ってしまうので市場全体も縮退すると考えられます.

pitte をやってみたいか?

いや,大して儲からなそうですし,ぼくは結構です.所詮素人で雑ですし.
みんカラユーザがメインターゲットじゃないと信じてはいるんですが,みんカラのヘビーユーザ(DIYer)が嫌いそうな話ではあるなあと思いますので,もしみんカラユーザがターゲットなのだとしたら,ちょっとうまく行く気はしませんね.工場が入り込んできて業界がしぼむのがせいぜいかと.それまでにサービスが左前になりそうですけどね.フトコロの痛まないサービスなので,細々とは続くかもですけど.

*1:口汚くいうと(いやすでに十分口汚いのですが)他人のふんどしでエンドユーザにサービスを提供して,途中でお金をちょろまかすビジネスです.Uber(ライドシェアリング)とかAirbnb(民泊)とかもそう.

ぼくとくるまと、あと家族

家族が増えたよ!なのですが,くるま事情についてちょっとメモを残しておきます.
家族構成は,ぼく,嫁さん,息子(2歳),娘(0歳),そして援軍のばあちゃん,です.で,乗っている車はトヨタアルテッツァBMW MINI R52 コンバーチブル
結論からいうとですね,いけなくはないですが,家族の理解が必要です.もっというと,かなり無理があるかんじです.特に MINI !

チャイルドシートの種類別にちょっと書いてみます.
持っているチャイルドシートは,次の三つ:

アルテッツァの場合

アルテッツァなんて乗ってるやつもうおらんのちゃうか…とおもいますが….
さて,アルテッツァは5人乗りで,後部席に大人(標準体型)を詰め込んでもなんとか運用できるレベルのセダンなのですが,実はドア開口部がけっこう狭いのです.
回転するタイプのチャイルドシートは結構つらいです.

実は後期型は ISOFIX対応(やくにたたない)

実は後期型アルテッツァジータ(全車種)はISOFIXに対応しております.
でも多分役に立たないですw
というのもですね,ボトムアンカー(座面奥にあるISOFIXバー)はちゃんとあるんです.ところが,トップテザーアンカーという背面アンカーがないんですね-.で,昨今のチャイルドシートはトップテザーアンカーを併用するものがほとんどでして,一部のISOFIXジュニアシートくらいしかボトムアンカーだけでOKってシートはないんです.
ヘッドレストにアンカーを縛り付けられなくもないですが,ちょっと心配なかんじですね.
自分でトップテザーアンカーをバックプレートに打ち込もうかとも思ったのですが,リアボードが弱そうで,たぶん割れちゃう…ということで断念.

他にもいっぱい困ることはある

すでに上げていることもありますが,アルテッツァチャイルドシートを取り付けるときに気になったことは次の通り:

  • ISOFIX への対応が不完全.トップテザーアンカーがない
    • トップテザーアンカーがやや座面中央に寄っているため,中央席がつぶれる.
    • シートベルトキャッチをISOFIXチャイルドシートが踏みつぶすため,シートベルト併用タイプのチャイルドシートは注意が必要
  • 座面左右がやたら持ち上がっているため,チャイルドシートによっては傾いて取り付く恐れ.チャイルドシートを中央寄りに据え付けられるが,中央席がつぶれる

当家の運用

運転席→ぼく,助手席→嫁さん,後部右座席→ゼウスターンSの娘,後部左座席→トラベルベストEC Fix(シートベルト設置) の息子,こんなかんじで運用し,ばあちゃんは後部中央席にねじ込みますw
うちのばあちゃんは小さいのでなんとかなりますが,これで長距離はつらすぎ….

MINI R52 コンバーチブルの場合

MINI コンバーチブルはそもそも4人乗りなので,ばあちゃんは除外です.

取付時には屋根を開ける

コンバーチブルの場合は幌車なので屋根を開けてチャイルドシートを取り付けることになるでしょう.というか屋根開けないと無理です!
シートベルトタイプのチャイルドシートは結構しんどいです.というのも,コンバーチブルのリアシートは背面の傾斜がキツく,また,後席ドアがないためシートベルトを取り回すにしても手が入らないんですね.コンバーチブルでこれなんで,ハッチバックのクーパーとかはどうやってるんだろという感じ.

実は ISOFIX に対応(適用外だが一応使える)

やっぱりというか,この車両も2000年前半の設計なので,ISOFIXはボトムアンカーのみあります.トップテザーアンカーはありません.(ただ,海外のR52コンバーチブルの写真で座席背面にアンカーがついている写真を見たことがあります.海外仕様や日本向けでもより終期に近い車両はトップテザーアンカーあるのかも.)
ただ,MINI の場合は,トランクルームに車載工具を固定したり,トランクネットを固定するためのアンカーが左右についています.若干斜めにアンカーを引くことになりますが,これを使えばISOFIXチャイルドシートも使えなくはないです.というか,ぼくはトラベルベストEC Fixで使ってます.こっちの方が楽だし,明らかにしっかり固定できるんですもの….


ISOFIXバーはちゃんとあるの図


もちろんちゃんとさせる.
日本育児のトラベルベストEC Fixを差し込んでみたところ.


少なくとも初代 BMW MINI コンバーチブルにはトップテザーアンカーはありません….初代コンバーチブルは,初代クーパー・クーパーSの後期型に相当するんで,これにトップテザーアンカーないんだから,ひっくるめて設定がないんじゃないかと思います.(ちなみに,海外の初代BMW MINI の写真では,トップテザーアンカーつき車両を見たことがあります.なので断言はできません)


まあ,トランクにはラゲッジ用のアンカーがあるので,それをトップテザーアンカーの代わりにできなくはないです.

回転式のチャイルドシートは絶望的

一応ゼウスターンSを突っ込んでみたことはあるんですが….四苦八苦して取り付けてみましたが,回転させる前に一度シートベルトを緩めてチャイルドシートを浮かせないと回転できません.さすがにこれは無理です.もっというと,ゼウスターンの足が邪魔で運転席を後ろに下げられません.リクライニングもやや起こす必要あり.ゼウスターンに限らず,足があるタイプはどう見てもダメです.クーパーも同じだと思います.(クーパーはゼウスターン適合OKってあるんですけど,本当??)
一方ミニ マグランデは適合OKですし,どちらの向きでも取付可能です.
ちなみに,MINI の取扱説明書には,チャイルドシートの後ろ向き設置はやめろと書いてあったりします.一方で,コンバーチブルならつくかも?と書かれていたりするのですが….逆に言うと,ハッチバックのクーパーでは後ろ向き設置は結構しんどいんでしょうね.ミニ マグランデの適合はクーパーもOKでしたけど.

当家の運用

運転席→ぼく,助手席→嫁さん,後部右座席→ミニ マグランデSの娘,後部左座席→トラベルベストEC Fix(ISOFIX設置) の息子,という運用です.

(2019/02/02 追記)

家族の理解なくして4人家族でセダンとかコンバーチブルとか無理

うちの嫁さんは物好きでぼくのわがままを大体許してくれているので,たまにチクリと言われるくらいでなんとかなってますが,はっきり言ってこれは苦行です.
アルテッツァサイズなら,子供が小さいうちはまあなんとか…という感じですが,MINI コンバーチブルはもうなんというか絶望的.これは,車好き>子供を乗せる労力,でないとちょっと.

写真はまたどっかでとって掲載しようかな,と.ただの俺得ですが.

あけおめことよろ

あけおめことよろ!

昨年末に子供が生まれてヒャッホーなのですが,0歳0ヶ月0日にして救急車をアシにしてNICUに駆け込んだりして,まだ手元に娘が届いておりません!!
その間,いろいろありました.具体的には,MINI のナビ問題が解決しました!!!!
顛末はこのあたりを参照.
hie.hatenablog.jp

ざっくりいうと,

  • MINI R52S で PIONEER AVIC-MRP770 を使おうとした
  • 車速パルスを放り込むとなぜかあさっての方向にナビが走り出し,GPS補正を一切受け付けてくれない?もちろん学習完了とかしない.でも,リセットからしばらく(数十分とか)はちゃんと動く謎動作
  • GPS情報をみると気が狂った状況でもちゃんと現在位置は取得できている,車速パルスも正しくしく別できているように見える
  • 車速パルスを抜くとちゃんと動く(学習済みになる)
  • MINI のデジタル多パルスが悪いのかとおもって4パルス変換してみるけど症状変わらず

などという問題が発生.

その後パイオニアの東京サービスセンターへ修理に出したり,いろいろ試したりしたのでその記録をまとめます!

東京SCの対応

まずは修理に出してみたんですよ.自分ではやり尽くしたとおもって.

で,修理のために発送したら速攻で電話かかってきました.
「お客さん,ナビとクレードルの間にセロファンテープが挟まってますねぇ.一番左のピン.これがあるとね,学習完了しないんですよ.だからこれが原因ね.うん間違いない」

そうだったのか….しかし,一体なぜディスプレイに向かって一番左のピンにセロファンテープが…???一体なぜ????(しらばっくれ

ためしてみた

セロファンテープが剥がれたMRP770が帰ってきました.

…あさっての方向に向かっていくぞ.なんだこれは.なおってないやんけ!!!!

そうです,なにも直っていなかったのです.

東京SCとの血と汗と涙の検証

いや,もう,速攻で東京SCに電話しました.「直ってないやんけーーーー!!」
すったもんだあったのですが,過去のエントリのとおり,かなりの部分を自分で検証した上ですので,先方も折れまして,検証機を貸し出してくれました.
AVIC-MRP007です.曰く,中身は同じだ(爆)とのこと.

で,AVIC-MRP007 でも全く同じ状況が再現しましたよ.これはもう,完全に MINI との相性問題.
PIONEERの適合情報サイト JUST FIT では,兄弟車種の R53 が適合OKになってるんですけど,これ,ホントか???

いろいろ可能性を当たる

疑わしきは罰せよということでもういろんなところを検証しました.

  • 取り付け場所が悪い説
    • ちょっとずれると,振動やGPS感度が変わって挙動が変わる…ということがあるという東京SCの方のコメント
    • 全く改善せず
  • エンジンノイズを受けている説
    • 元々外部GPSアンテナAN-G031をつけていたのですが,こいつが故障している可能性も考えて新調.リアに設置.
    • 全く改善せず
  • 車速パルス線が断線気味?
    • 配線を見直し,パルス線 RD-032 を新調.
    • 全く改善せず
  • 電圧が不安定なのかとバッテリーを交換.
    • 全く改善せず

…ぉぉん…

運用でカバーだ

でね,ぶっちゃけ,解決方法見つけました.

  1. セロファンテープを剥がす
  2. 車速パルス線を抜く
  3. 平地でセンサー学習リセットする
  4. 50kmくらい走ってセンサー学習済みにする
  5. その状態で車速パルス線を接続
  6. 10kmくらい走るとセンサー学習(パルス学習)済みになる
  7. ある程度走ってちゃんとGPS補正を受け車両追随できるようになったら,セロファンテープを貼る

結局問題はなんだったのか

謎です.
謎なのですが,アタリはいくつか.

やっぱり車速パルスがなんか合わないんでしょう.
AVIC-T07 では動作するので,安定性にかけるとか,時折へんなパルスが混ざるとか,そういうの.
前者は,バッテリー交換とか,パルス線に電圧レギュレターを入れると改善するかもしれませんし,後者は,ABSセンサを洗浄ないし交換すれば改善するかもしれません.
このあたりはおいおい暇を見て対応しようと思いますが,とりあえずは運用でカバーできちゃったので,まずはこれでよしとしたいと思います.

ああ,超幸せ.
たかが5万くらいのナビのために4万くらい追い銭したんですが,まあそこは気にしない!
イオニア愛なのです.具体的にはスマートループ! 今にも滅びそうなパイオニアですが是非がんばってください.できたらポータブルナビももう一機種くらい頑張って出してください!!(バックギアリバースモニタ連動タイプがいいな~)

…などという日記をこさえていることが奥さんにばれると明日あたり僕の命はなくなるかもしれません.更新が途絶えたらそういうことです.