カローラくんのスピーカ交換

車齢 18年目を迎えるにあたり,カローラ AE100 のフロントスピーカを交換しました.バブル崩壊後のマイナーチェンジ後の AE100 にはリアスピーカの設定がありませんので,前だけです.
先般,助手席に乗った友人兼同僚が「しょぼい音だねぇ…」と宣ったのがキッカケ.車でいい音なんて,ネ…?とおもってて妥協していたのですが,この言葉にはちょっとだけカチンときたわけです.
H6年前後の AE100 (セダン)のスピーカは,ディーラオプションのスピーカが付いていない限り,16cm のスピーカが設定されています.その周辺で探してみたところ, PIONEER の TS-J1710A,TS-C1710A や TS-F1720 が対応しているようです.ディーラオプション車で 12cm スピーカを採用している場合は, TS-J1010A などが付くらしいです.

リアスピーカが無いことから,2個セットでは一番よさそうな J シリーズを選択.C シリーズは価格はちょっと高いものの,ツィーターセットということで取り付けるところもなく却下.

今回は,大晦日の朝のお出かけ前の1時間で作業したので,作業写真は省略します.簡単なんですが,聞きたい人はコメントでもくださいな.コツが必要なところはフロントドアインサイドハンドル(ドアノブ)を切り離すところだけ.

  • ドアの側面と下部にあるピンとネジ,
  • ドアインサイドハンドルのネジとリンク,
  • フロントドアロワーフレームブラケットガーニッシュ(ミラーが付いているところの内側三角形のパーツ),
  • トリムボード分解後にコンソールのハーネス

を外すだけ.最初は時間かかるけれど,なれたら5分でバラせます.
TS-J1710A の場合,ツィータの回転稼働限界があるので,どの向きにツィータを向けるか事前検討してから,コーンを純正バッフルに載せるとよいです.


新旧比較.新しいスピーカを,すでに純正バッフルに乗っけています.

古い方はさすがに17年以上使っていただけあって,コーンの耳がほとんどちぎれています.そりゃ音でないよな〜.

さて,交換後,さすがに音質は劇的によくなりました.
ただ,現段階では個人的にはかなり不満.停車中はよいのですが,高速域になると(スキーキャリアにスキー板が乗っているのも手伝って)ロードノイズ+風切り音でウリである中音域が全く聞こえず,ドンシャリ音になってしまいます.管弦あたりは全滅.前の古いスピーカは全域モッサリだったのですが,その分フラットな音で,そのぶん中音域だけがノイズに消されるということもあまりなかったのです.これはちょっとショック.デッドニングとかやってませんが,そういうので解決できるレベルじゃなさそう.
1,2ヶ月乗り続けて,エイジングが終わった頃再評価ですね.

(2012/8/19 追記) 交換後100時間以上は使ったと思いますので評価します。結論から言うと、音はだいぶまろやかになりフラットになったと思います。ドンシャリ気味だった音はかなり改善されました。というわけで、100時間以上使えばエイジングも進み、値段相応のよい音になったと言えましょう。(個人の感想です 笑)