ドライブシャフトブーツとタイロッドエンドブーツ交換

昨日,AE100 カローラ(セダン)のドライブシャフトブーツとタイロッドエンドブーツを交換しました.他に交換したかった,ロワアームボールジョイントブーツとステアリングラックブーツの交換は難しそうだったので見送りました.今回交換できなかったものについては,今後ジックリと計画を練ることにします.

車の情報

  • 車名: トヨタ カローラ AE100 SE-Limited AE100-AEPEK (4AT 4ドアセダン)
  • 初度登録: H6 6月

17歳のお年頃.

経緯

ドライブシャフトブーツを交換するのがメインですが,そもそもブーツは破れていません.ただ,イン側(ミッション側)の(おそらく一度も交換していない)ブーツが経年劣化でゴムが痩せ,バンド部分からグリスを垂れ流していました.バンドの増し締めでクリアしようかとも思いましたが,右側シャフトがミッションから遠いせい*1でマフラと中央のメンバに遮られ作業スペースを確保できないため諦めました.

交換手順の確認

大まかな交換手順ですが,下記のようになります.

  1. 準備
    1. ウマかけのジャッキアップ
    2. フロアカバLH,RHを取り外し
    3. ホイールを取り外し
  2. ATF抜き取り
  3. ナックル取り外し
    1. コッタピン取り外し
    2. ロックキャップ取り外し
    3. シャフトナット取り外し
    4. タイロッドエンド切り離し
    5. ロワアーム切り離し
    6. ナックルをシャフトから切り離し
  4. ハンマーとブラスバー(鉄棒)でシャフトを打ち出してミッションから切り離し
  5. ドライブシャフトの分解
    1. インボード側の先端についているホールスナップリングを取り外し.
    2. イン・アウトともクランプ及びブーツを切り取り.このとき,インボード側のベアリングをまだ分離しないこと.
    3. グリスを可能な限り取り除く
    4. インボード側のチューリップ*2とシャフトに組み付け時のためのマークを書く.
    5. チューリップからトリポートジョイント*3を引き抜き,グリスを取り除く.
    6. トリポートジョイントの抜け止めのスナップリングを取り除く.
    7. ブラスバーを使ってトリポートジョイントをシャフトから抜き取る.
    8. (ダンパー用クランプを切り取り,ダンパーをシャフトから抜き取る.右シャフトのみ.)
    9. チューリップからダストカバーをマイナスドライバーで抜き取る.
  6. ドライブシャフト組み付け
    1. チューリップにダストカバーを打ち込む.
    2. イン側からアウトボードブーツを挿入する.このときブーツが傷まないようにするため,シャフトのインボード側先端のスプライン部にビニールテープ等で養生する.
    3. 同様にインボードブーツを挿入する.
    4. アウトボードのベアリングにグリスを載せ,アウトボードブーツをクランプで留める.
    5. トリポートジョイントを合いマークに合わせてシャフトに組み付ける.
    6. スナップリングをはめ,トリポートジョイントが抜けないようにする.
    7. チューリップにグリスを充填する.
    8. 合いマークのとおりにチューリップにトリポートジョイントを挿入する.
    9. この状態でインボードブーツをクランプで組み付ける.
    10. インボードの先端にホールスナップリングを組み付ける.
  7. ドライブシャフトをミッションに打ち込む.
  8. ナックルを取り付ける
  9. ホイールを組み付け
  10. ATFを入れる

左右両方交換するときは,ドライブシャフトの工程を二回実施することになります.

右側シャフトへの作業の様子

正直先の手順どおりにはできませんでした.トラブル続きで「これはやばいかもしれんね…」と何度心の中でつぶやいたかわかりません.

ATF抜き取り

ATFの入っているオイルパン

ドレンボルトを外します.14mm.

ATF抜き取り.全部は抜かず,3.5L抜きました.全部抜くと4.5 〜 5L抜けます.前回ATFを交換したのは9ヶ月前.その間10,000km走っていますが,オイルはまあまあきれいです.


シャフトナットの取り外し

シャフトナットを取り外すには,ホイールを外し,コッタピン・アジャスティグロックキャップ(コッタピンがずれないようにするためのキャップ)を取り外す必要があります.
手順としては,ホイールを外す⇒コッタピンを外す⇒アジャスティグロックキャップを外す⇒シャフトナットを外す,でOK.
コッターピンは錆びまくりでした.ピンを戻し,気合いでガシガシ叩いて抜きます.たたき間違えてホイールを留めるためのスタッドボルトを殴らないように気をつけます.私は結構殴っちゃいましたけど….

右シャフトの施工前.


コッタピンが抜けません….錆びすぎ….


ハンマーを駆使して抜きました.


ジャスティグロックキャップを外しシャフトナットを外します.30mmのソケットで抜き取ります.ジャッキアップして抜く場合は,相棒にブレーキを踏んでもらいます.ホイールの種類(例えば純正ホイール)によってはジャッキアップ前に緩めることもできます.自重でシャフトをロックして抜き取ると楽かもしれません.私のホイールはホイール中央に穴が開いていないのでジャッキアップ後にシャフトナットを外す必要があります.ここでは,ストレートのハイトルクレンチを使っています.
シャフトナットを回すとき,なかなか力が入らないときは,エクステンションで延長して,ジャッキで支点を作り固定してあげるのも手です.


ナックル切り離し

ハンドルを少し切って,タイロッドエンドのコッタピンを抜きます.こっちは割とすんなり抜けました.


17mmを使ってタイロッドエンドのナットを取り外し.


ストレートのタイロッドエンドセパレータ(プーラ)を使って,タイロッドエンドを切り離します.この写真は,まだタイロッドエンドプーラの位置が決まっていません.ベストなポジションを見つけて,ハンマーで少し打ち込んだのち,21mmのレンチでプーラのボルトをひねるとタイロッドエンドは外れます.このとき,タイロッドエンドがぶっ飛ぶと危ないので,厚手のタオルをかぶせて作業します.タオルを掛けていたので,音は大してしませんでした.


はずれました.うはぁ…タイロッドエンドブーツからグリスもれとる….


ロワアームボールジョイントのボルトx1及びナットx2を取り外します.17mm.写真はありませんが,この後,ロワアームを下方向に押し下げ,ナックルと分離させます.


ドライブシャフトの先端をハンマーで殴り,勘合を外して,シャフトとナックルを分離します.


ナックルはもう自由に首振りできるので,よけておくとよいでしょう.ブレーキホースに力がかかりそうなときは,ブレーキホースの中間地点を留めているボルト(14mm)を外して,自由にしておくとよいです.


上記の作業はブレーキキャリパーを外さなくてもできますが,前述のとおりブレーキホースの中継点のボルトは外してホースをフリーにしてもよいのではないでしょうか.ブレーキキャリパーを外して作業をするときは,ブレーキを踏むとブレーキシリンダが飛び出してくるので戻すの苦労するからご注意を.ブレーキシリンダ戻しツールがないときはキャリパーを取り付けたまま作業すべき.

ドライブシャフト抜き取り

写真を撮っていませんので文章で.
ブラスバー(頑丈な鉄の細い棒)を使って,ミッション近くから外方向に向かってチューリップを叩きます.このとき間違ってもブーツクランプ付近を叩かないこと.助手席側は,滑ってブーツクランプを叩いてしまい,大変なことに….当然,シャフトを引っ張って抜くものNGです.チューリップを引っ張るのはまあ,アリかも.どうやってやるかは知りませんけれど….
なお,シャフトの抜き取りは左シャフトのほうがものが詰まっていて難しいようです.
抜けにくい理由は,ブラスバーの力が上手く抜く方向に働かないことと,ミッションとの接合部で勘合しているホールスナップリングが打ち出しの力に対して上手く縮んでいないということです.抜けにくいときは,シャフトを少しねじったり,反対方向からシャフトを回して(!)チューリップを回転させ打ち込み場所を変えたりします.このため,ドライブシャフトは左右同時に抜くのではなく,片方ずつにすると,シャフトをちょっと回したりするのが楽になります.
ポイントは,剛性のある細目のブラスバー(の代わりになるもの)とそれなりに重たいハンマーを用意すること.釘打ち用のハンマーごときでは重量が足りず,チューリップを打ち出せません.1kgあれば余裕だと思います.

抜けたあとはこんな感じになります.

ATオイルシール交換 (デフシール)

ドライブシャフトを抜くと,AT(というよりディファレンシャル; ビスカスLSDの機構部分)のオイルシールがむき出しになりますので,オイルシールを交換するチャンスです.
でも,正直手を出したのは大失敗でした.手を出さなければよかったと心の中で思ったり.
シールがとれなくてびりびりになっちゃった….マイナスドライバーも受け付けてくれないし,エンジンのオイルポンプシールより遙かに大変でした.マフラーと中央のフレームメンバ越しに手を入れるので,ますますやりにくい.


最終的には,クランクシャフトのタイミングベルトギア(スプロケ)を抜くための薄爪プーラを分解して,こんなSSTをこしらえて,フレームメンバに引っかけてからてこの原理で引っ張りました.これも数十回トライして,ようやく外れました.


とれたシールと新しいシール.うは,ぼろぼろ….


幸いなことに,LSD側にはそれほど大きなキズはついていないように見えます.あぶなかったー.


新しいシールを打ち込みます.このシールは内周リップ部にリップをシャフトに密着させるためのバネで出来たリングが付いています.乱暴に扱うと,それが外れてミッションの中に置き去り…なんてことにもなるので丁寧に打ち込みます.いつも通り,30mmの塩ビパイプを使って打ち込みました.といっても打ち込むスペースなんて全くないので,鉄パイプで延長して打ち込みます.私がシールと塩ビパイプと鉄パイプを合わせ,相棒に打ち込んでもらいました.まあ,なんとかなりました….塩ビパイプは30mmでも打ち込めましたが,外方向に出ているリップ(おそらくダスト混入を防ぐためのもの)に重なりあまりよろしくありません.もう少し太い径の塩ビパイプのほうが良いでしょう.
取り付けたシールには,内周リップ部にシリコングリースを塗っておきました.


ドライブシャフトのオーバーホール

結構やらかしてます.合いマークを付けるのをすっかり忘れていて,トリポートジョイントの角度が分解時と違うまま組み付けてしまいました.皆様は,チューリップとシャフトの合いマーク,シャフトとトリポートジョイントの合いマークをお忘れ無く.
インボード先端のホールスナップリングを取り除きます.握ると先が開くような細身のスナップリング外しがあるとよいです.がんばれば先の細いラジオペンチでもなんとかなるレベル.


チューリップをバラします.この時点では合いマークを付けていたんです!!


トリポートジョイントを留めているシャフトスナップリングを外します.これもラジオペンチでがんばれるレベル.


トリポートジョイントを抜くときに合いマークを忘れていました…がっくり.エクステンションを当てていますが,もっと細い棒を使うべきです.実際にはタイヤレバーで外しました.ローラー部を叩いてはいけません.


ダンパーも取り外します.それと,シャフトの先端をビニールテープで養生します.ブーツ挿入時に,ブーツが傷みます.


アウトボード側.グリスのくせになんだかキラキラ輝いてきれいです.フラッシュのせいですけどね.これらのブーツやクランプはニッパーなどで切り取るのが早道.ただしシャフトを傷つけないこと.


うへえ….


ウンコ 練り辛子を載せます.インボードとアウトボードでは使うグリスが異なります. 90999-94167 がアウトボード用です(参考).


アウトボードはできました.ちなみに,ブーツキットに入っているクランプは一つ一つ長さが違います.ぴったりなやつを探すか,パーツカタログを読むか,共販に電話をかけたりしてどれがどれかを聞きましょう.クランプにも一応品番っぽいのが書いてありましたが,見てません.


90999-94166 がインボード用.ちなみに,ブーツキットに入っていたグリスは,純正品番は同じなのに,インボード用もアウトボード用も,どっちもウンコ練り辛子色でした.ただ,インボード用のほうがちょっと濃いウンコでした.…がぱっと見分けはつきません.


トリポートジョイントを合わせマーク(を付け忘れたので適当)に取り付けます.その後,シャフトスナップリングを組み付けます.


合わせマーク(はもはや無意味)にトリポートジョイントをチューリップに挿入します.


インボードもブーツクランプを取り付けます.


おっと,わすれてました.ダストカバーをチューリップから取り外し,新しいものを打ち込んでおきます.修理書には「プレス」とあるとおり,結構な力で打ち込む必要があります.チューリップをバラしているときに脱着すべきですね.取り外しはマイナスドライバーを打ち込めばOK.装着には,サイズのあう塩ビパイプで打ち込むとよいでしょう.たぶん,Φ32mmくらいのストレート管がよいです.


ドライブシャフト組み付け


この作業は大して難しくはありません.ミッションの穴にシールを傷つけないようにシャフトを突っ込んで,押し込んだ状態で*4アウトボード側からハンマーで打ち込むだけ.打ち込んだときに,打ち込み音や感触が金属のものに変わればそれでOK.シャフトをねじってみて反対側も回れば大丈夫.

タイロッドエンドブーツ交換

タイロッドエンドブーツが破れていましたので,交換します.といっても,純正ASSY交換ではありません.ブーツの部分のみの交換です.大野ゴムのDC-2103がぴったりです.
とりあえずタイロッドエンドをひねって上向きにします.どっちにひねったかは覚えておくこと.戻すときにひねった方向を間違えると,タイロッドの長さが変わりアライメントが崩れます.


ブーツの根元に2重のバネリングがかぶせてあります.これをラジオペンチでがんばって取り外します.再利用するので,丁寧に.


古いのと新しいの.


シャシーグリスを乗っけます.あとはリングを根元にかぶせればok.なのですが,結構大変です.がんばれ! この作業でブーツにリングの先端が刺さって穴が開くケースもありうるので,ブーツの予備をかっとくといいかも.どうせ二束三文だし.


ナックルの取り付けとか

省略.元通りにすればよいです.コッタピンを忘れずに!

ATF を規定量入れる

今回はバーダルのAFを添加しておきます.後日 ATF をストレーナごと交換するつもりです.

ATFを2.7L,バーダルを0.5L入れました.3.5L抜いたけど,元々すこしATF入れすぎだったので,これでちょうどよし.

まとめ

今回は(も)やっちゃったなぁ…という感じです.大きく,

  • 左シャフトのチューリップがミッションから抜けず,ブーツクランプごとトリポートジョイントが抜けてしまったこと,
  • オイルシールが抜けず,あたふたしたこと,
  • シャフトの合いマークを付け忘れたりで,組み付け角度が変わってしまった

でしょうかね.
最初のは,本当に驚きました.このため,左のオイルシールは交換できませんでした.あまりに慌ててカローラ東所沢店に電話をかけて,ブラスバーで叩くだけで本当に抜けるのか確認したほど.カローラの人は,「チューリップがミッション側に残っちゃった」といったら「あー,助手席側?」と仰っていたので,こちらはそもそも抜けにくい,ということのようです.
結局,アドバイス通りにチューリップを取り外すのをあきらめて,外れたシャフトのオーバーホールを先に済ませ,そのまま組み付けました.大径クランプを留めるのが本当に難しく,困難な作業でしたが,反対側シャフトを回して,フレームメンバにクランプの留め金を引っかけることで組み付け出来ました.
オイルシールは,「ああ…やっちゃったな」という感じ.こじってもとれないし,整備書を見ると専用のツメつきのSSTで引き抜いている絵が乗っていたので,スプロケ用のプーラを代用して引き抜きました.上の方にその急造SSTの写真がありますが,オイルシールがなかなか抜けず,ツールの方が曲がっています.それくらい固かった….
最後のは,凡ミスでした.これは右シャフトの話でしたが,左シャフトは前述のとおり,チューリップが車体に残ってしまったので,結果として合いマークは付けられず,案の定組み付け時の回転角度はわからないままです.まあ,今のところ80km/hくらい出してもガタはでていません.もっと高速域でどうなるか,ですかね.

謝辞

今回の作業を友人のid:Yu1くんが手伝ってくれました.この人の日記は我々が大学を卒業した時点で止まっています(^^;

純正品番情報

AE100 H6年前後の車種のドライブシャフト関連の交換物一覧です.

品名 純正品番 純正品番代替新 備考
フロントドライブシャフト イン&アウトボードブーツキット RH 04438-12172 04428-12270 LH と同じ.シャフトをミッションに固定するためのホールスナップリング,トリポートジョイントを保持するためのシャフトスナップリング及びダンパクランプを含めた各種クランプ付き.イン&アウトボード用グリス付き.
フロントドライブシャフト イン&アウトボードブーツキット LH 04438-12172 04428-12270 RH と同じ.シャフトをミッションに固定するためのホールスナップリング,トリポートジョイントを保持するためのシャフトスナップリング及びダンパクランプを含めた各種クランプ付き.イン&アウトボード用グリス付き.
フロントドライブシャフトダストカバーRH 41336-12010 LHと同じ
フロントドライブシャフトダストカバーLH 41336-12010 RHと同じ
フロントアクスルシャフトナットRH 90179-22020 LHと同じ
フロントアクスルシャフトナットLH 90179-22020 RHと同じ
フロントホイールアジャスティグロックキャップRH 43525-20030 LHと同じ
フロントホイールアジャスティグロックキャップLH 43525-20030 RHと同じ
シャフトナット用コッタピン 95381-04030 左右一つずつ
タイロッドエンドキャッスルナットRH 90171-12028 LHと同じ
タイロッドエンドキャッスルナットLH 90171-12028 RHと同じ
タイロッドエンド用コッタピン 95381-03020 左右一つずつ
フロントロワーボールジョイントボルトRH 90105-12156 LHと同じ
フロントロワーボールジョイントボルトLH 90105-12156 RHと同じ
フロントロワーボールジョイントナットRH 90179-12070 LHと同じ.左右それぞれ2本必要
フロントロワーボールジョイントナットLH 90179-12070 RHと同じ.左右それぞれ2本必要
トランスアクスルケースオイルシール 90311-34013 90311-34026 LH側 ATミッションオイルシール
トランスアクスルハウジングオイルシール 90311-34012 RH側 ATミッションオイルシール

ブーツキットはここ最近値上がりしていて,一式8000円台半ばといったところ.コッタピンは数十円,ナット類は100〜200円くらい.また,ブーツキットは左右の別がないため,同じものを二つ買えばOKです.備考にも書いたとおり,右シャフトについているダンパを留めるためのクランプもついていますので,ぶっちゃけ,ブーツキット2式とシャフトナット及びタイロッドエンド用のコッタピンをそれぞれ買っておけばオーバーホールはできます.ボルトやらナットやらは使い回してもよいのですが,結構錆びてると思いますし,後腐れのないように交換したほうが良いかもしれませんね.
ホールスナップリング及びシャフトスナップリングはブーツキットに入っているとはいえ,それぞれ一つぐらい予備として買って置いてもよいかも.というのも,新しいのをはめ込むときにリングを開いてから挿入するのですが,工具から滑ってどこかに飛んで行ってしまうことがあります.
ホールスナップリングの品番は 90521-26004,シャフトスナップリングの品番は 90520-22005 です.
オイルシール交換は失敗するとマジ泣くから,問題ないんなら変えなくてもいいかも.漏れてる&漏れそうな人だけやればいいんじゃないですかね.

ブーツキットが片側8,000円以上するなら,もはやリビルドのシャフト買った方が早いかもね.一万円ちょっとであるし.それならオーバーホールは不要です.ただし,今度はナックル取り外し&取り付け作業が必要ですけどね.

*1:AE100 のATミッションは左:運転席寄りについているため,右シャフトは長い.

*2:チューリップのようなベアリング軸受け.見れば分かります.

*3:三連のベアリングのついたジョイント.

*4:トリポートジョイント部はちょっと浮いているので,押し込まないとシャフトが密着しない.