ダブルチェックは有効か

本日のクローズアップ現代耐震強度偽装問題とその対応のお話でした.
自治体のいくつかは,設計書と耐震強度計算書をダブルチェックすることで,不正を見逃さないようにしはじめたということらしいです.しかし,はたしてダブルチェックはどれほど有効といえるのだろうか.
ダブルチェックの最大の弱点は,二度目のチェックを行う人は「前にチェックした人の報告はだいたい正しい」という先入観があるため,やはり不正を見逃しやすいということだと思います.もちろん,二度目のチェックにより不正が発覚することは十分あり得るので,全く無効だとはいいませんが,コストに見合っているとはちょっと言えないと思うわけです.
この解決として,二度目の検査者には,一度目の検査者の間違いを指摘した場合,お給料にボーナスがつくというのはどうでしょうか.