オルタネータ交換

18年 83,700kmがんばってくれたオルタネータもそろそろいつ突然死してもおかしくないご老体でしたので,気が向いたときに交換してしまいましょう.
AE100 (AT) に付いていたオルタネータは 27060-15090 でしたが,70A から 80A に増強したかったこともあり, 27060-16460 (リビルド)に交換.もっとも,ヤフオクという出所の怪しさから,80A 仕様なのかどうかは謎なのですが….
このオルタネータは AE110 や一部の AE100 (寒冷地仕様?)に採用されていますが,同じ 5A-FE エンジンならポン付けできるはずということで,決定しました.

この作業は簡単な部類に入りまして,ファンベルトを交換したことがある人なら 30分〜1時間程度 で交換できると思います.

まずは現車を確認. 27060-15090 (70A) が付いています.デンソー製でした.


まずはバッテリーのマイナスを外しましょう.右側の端子ね.10mm のメガネレンチで取り外します.


次は作業性をあげるために,ウォッシャー液タンクを取り外します.写真に見えている10mm のボルトを外し,前後にこじりながら上方向に引き抜きます.このとき配管を傷つけないように注意! ある程度まで持ち上げたら,ウォッシャー液タンクに付いているモータのコネクタを切り離します.


ウォッシャー液タンクを取り外したところ.よく見えます.


早速オルタネータを取り外しましょう.まずは,蛇腹のハーネスから生えているB端子(ゴムカバーの付いている端子)を取り外します.10mm のナットです.次に,同じく蛇腹から分岐しているハーネスコネクタを切り離します.
AE100 のオルタネータは写真の A, B, C のボルトを緩めて取り外します.まずは,14mm のレンチを使って A を緩めます.次に,12mmのレンチで B を緩めます.C はベルトを張り方向に引っ張っている 10mm の調整ボルトですので,これを十分に緩めてオルタネータベルトを取り外します.
ベルトが外れたら,B をさらに緩めて,完全に抜ききってしまいます.その後, A も緩めてオルタネータを切り離します. C は外さなくてよいです.
これだけでオルタネータは外れますが,蛇腹ハーネスが複数箇所でオルタネータに固定されていることもあります.この場合はがんばって取り外します.まあ思い切りのよい人は破壊してもよいかも.別になくてもそんなに困らないし.


はずれました〜.その1.


はずれました〜.その2.
指でモータを回してみると,古い方が若干回りが悪いかな,くらい.


さて新しいオルタネータを差し込んで,A のボルトを仮止めします.この作業で最も大変なのは,ボルト B と C の連結.オルタネータを仮留めしてしまうと,B と C の連結部分が隠れてしまい,手探りでボルトを入れていかなくてはいけません.
写真は,オルタネータのウラでこういう風に接続しますよ,というのを表しています.実際には B で オルタネータを共締めしながら C と連結する必要がある=オルタネータが邪魔 なので,作業は難航します.10分くらいは中腰で格闘することになります(笑)
B でオルタネータを共締めしつつ,C と連結できたら,B をある程度まで締めた時点で オルタネータベルトを掛けて, C を回してベルトを張り直します. ベルトが締まってきたら,B と A をしっかりと締め締めます.


あとは,ウォッシャー液タンクとバッテリーを元に戻して… できた!!


簡単な作業なんですが,ひたすら腰に悪いです.B と C のボルトの連結は,ひょっとするとアンダーカバーを外して下からのぞき込むと簡単に締まるのかも知れませんが,めんどくさいのでそうしませんでした.

さて,インプレッションですが. …まあ何も変わるわけ無いよね.
電圧が若干降下しにくくなったかな…? くらいですし,本当に 80A オルタネータかどうかもよくわからないです.刻印もなにもなかったので,調べるすべも無し.

参考: オルタネータ交換 | トヨタ スプリンターカリブ by よしベー - みんカラ AE111 (4A-FEエンジン?)での交換ですが 5A-FE も一緒.

品名 純正品番
AE100 AT用 70A オルタネータ 27060-15090
AE100 AT用 70A オルタネータ(代替新) 27060-16430
AE110 AT用 80A オルタネータ 27060-15140
AE110 AT用 80A オルタネータ(代替新) 27060-16460

今回のは一番下のやつ.なんだかんだと AE100 (AT) にもつきます.MT はたぶん付かないので気をつけてね.