車で帰省していました。埼玉からぼくの実家である山口を経由し、妻の実家の福岡まで、往復です。片道おおよそ1,200kmです。
二年前にも車で帰省していますが、今回は行きだけですが新東名を使ってみました。
せっかく高速道路を長距離走ったのですから、経験のある高速道路を批評してみることにしましょう。
ぼくの運転経験のある高速道路
ぼくが経験した高速道路一覧です。
後述の高速道路の批評は、この範囲のみからの批評ですので、ご注意ください。
といっても、この全てを批評するわけではないです。思い入れのある一部だけを批評するつもり。ここに挙げた高速は走ったことがありますよ、という経験値を示しているだけ。
- 関越自動車道 (練馬IC〜長岡JCTを経験済み)
- 上信越自動車道 (藤岡JCT〜豊田飯山ICを経験済み)
- 中央自動車道〜名神自動車道 (高井戸IC〜小牧JCT〜吹田JCTを経験済み)
- 新東名高速道路〜伊勢湾岸道路〜新名神高速道路 (御殿場JCT〜草津JCTを経験済み)
- 中国自動車道 (吹田JCT〜神戸JCT、千代田JCT〜下関JCT)
- 山陽自動車道 (神戸JCT〜山口JCT)
- 九州自動車道・宮崎自動車道 (下関JCT〜えびのJCT〜宮崎IC)
- 東北自動車道 (川口JCT〜仙台南IC)
道路の繋がり方はドラぷらあたりで確認してくださいな。
難易度の定義
- ☆: 一般道片側一車線を運転するに支障が無いレベルの運転技術で問題なし (田舎一本道など)
- ☆☆: 一般道片側2車線道路を運転するに支障が無いレベルの運転技術で問題なし (地方国道など)
- ☆☆☆: 一般道片側3車線以上の都心部の昼間の運転に支障が無いレベルの運転技術で問題なし (東名阪の中心部など)
- ☆☆☆☆: 東名阪都市高速の昼間の運転に支障が無い、または上記☆x3の夜間運転に支障の無いレベルの運転技術 (首都高など)
- ☆☆☆☆☆: 東名阪都市高速の夜間混雑時間帯の運転に支障が無いレベルの運転技術
下道の運転技術と高速道路の運転技術はもちろん異なるものですが、高速道路で危ないのは、他車の動きに引きずられて自制できないときです(バンバン追い抜きが発生するようなところは下も上も危ないことに変わりない)。つまり、他車との駆け引き上手かどうかが下道でも高速でも重要なことだと思うので、無理矢理マッピングしてみました。
的確なアドバイスやナビゲートが出来る人がついていれば、☆+1してもいいです。
批評の確度の定義
ぼくの断言度です。☆〜☆☆☆☆☆の5段階です。
関越自動車道: 難易度 ☆☆: この批評の確度 ☆☆☆☆☆
雑感
冬期を除けば、これまでに経験してきた高速道路のなかでは最も楽な部類です。関東の方で、はじめての高速経験にはもってこいの高速道路ではないでしょうか。
東京の練馬ICから群馬の前橋ICまで片側三車線が続き、緩やかなカーブと勾配であることからとても走りやすいです。初心者は、とりあえず真ん中の車線に陣取るとよいでしょう。変な合流の仕方をする箇所もありません。
その反面、緩やかな勾配のせいでスローダウン、加速するへたっぴー車が多く、上下線で下記ポイントで渋滞が発生しやすい傾向にあるようです。
基本的に勾配の影響で渋滞が発生しますが、前橋IC付近では3車線から2車線に減縮するため混雑が発生することがあります。
冬期は、水上IC付近からチェーン規制が入ることがあります。あまりに凍結や吹雪が強い場合は、ICやPAに呼び込まれ、タイヤチェックされることがあります。ですが、概ね群馬・新潟の県境にある関越トンネルを通過した直後の土樽PAで呼び込まれるケースが多いようです。
関越トンネルは金属チェーン禁止で、トンネル直前のPAにて脱着を要求されます。
土樽PA〜は猛吹雪となることもあり、視界不良となります。六日町IC〜長岡JCT〜は地元民が増えるため、視界不良の猛吹雪でも80kmでぶっ飛ばしていますが、クルマが違うので無理について行かないようにしましょう。ただし、真っ暗闇の吹雪に取り残されるくらいなら、提灯代わりにして、ついて行った方がよいかもしれません。
上信越自動車道: 難易度 ☆☆☆: この批評の確度 ☆☆☆☆
雑感
藤岡JCT〜豊田飯山ICまでの批評です。
基本的に片側2車線道路で、変な合流ポイントはありません。
比較的楽な部類の高速道路ですが、佐久PA〜松井田妙義IC付近(特に上り)は急な下り坂・急カーブ・トンネルが連続する箇所です。変な合流ポイントはないので、初心者でも運転は可能ですが、エンジンブレーキを十分に利かせ、他車に惑わされずに自分のペースで下る必要があります。下り方向は特段難しい箇所はありません。
下り方向だけなら難易度は☆x2です。
冬期は、碓井軽井沢IC付近から吹雪くこともありますが、多くは佐久平以降で着雪します。豪雪時は長野IC付近から圧雪路が始まり、さらにひどいと信州中野ICや豊田飯山ICで高速道路閉鎖となります。
降雪はあれど、着雪する佐久平から先は平坦なのでゆっくりと運転すればさほど危険ではありません。
中央自動車道: 難易度 ☆☆: この批評の確度 ☆☆☆
山陽自動車道・中国自動車道: 難易度 ☆☆☆☆: この批評の確度 ☆☆☆☆
雑感
中国自動車道は吹田JCT〜下関までの区間ですが、普通は神戸JCT〜山口JCTまで山陽自動車道をメインで通ると思います。ですので、ここでは、吹田JCT〜神戸JCT〜山口JCT〜下関JCTという流れでお話します。
安全にまったり走れるエリアは神戸〜姫路あたりまで。それ以外は(主に乱暴運転が多いという意味で)気をつけた方がよいです。特に、広島市以西(九州自動車道の鳥栖JCTあたりまで)はかなり乱暴な運転が多い。もちろん、最もヤバイのは広島市。煽ってくる車が多いんです、このへん。
また、広島IC 〜 小月ICあたりまでの広範囲で山道が延々と続きます。特に、フェラーリが大量に事故った美祢IC付近(上り方向)は半径300mで5%斜面下りといった運転しにくい道が続きます。
ここらんが特に危なくなるのは、軽自動車が多いというのも関係している気がします。登坂が遅く、下りに加速する軽自動車が多いんですね。ですので、追い越し追い抜かれが連続するんです。2車線の細い高速で、アップダウンあり、カーブ多しなので、とても危ない。
いろいろと脅しましたが、平日の昼間などは車も少なく、平和ですよ。夜はトラック多いのでそれはそれで怖いですが。とにかく、車が増えてくると危険な高速道路です。
広島ナンバー・北九州ナンバーは大阪ナンバー・尾張小牧ナンバーなんぞよりよっぽど怖い動きをします。尾張小牧ナンバーとかは荒いけれど、煽ったりは滅多にしませんので、高速では割と平和なんです。広島ナンバーや北九州ナンバーは道交法を守らないどころか煽ってきたりしますので、要注意。
新東名高速道路: 難易度 ☆☆☆: この批評の確度 ☆
雑感
一度しか通ってないので、少しだけ。
ひたすら直線です。道はとても走りやすいし、二車線でありながらトンネルは三車線への拡幅を見越して作られているなど、余裕のある設計が好感。
ただし、直線が禍して、オーバースピードの車が多く、低速車(法定速度)と高速車との速度ギャップが大きい傾向にあるように思えます。ですので、ちょっとした追い越しなどのために追い抜き車線に出るのは結構危険と感じます。個人的には、悪路を考慮に入れても中央道の方がマシと感じます。(渋滞まで考慮すると、新東名の方がよいかもしれませんが)
ほぼ直線なのですが、三ヶ日JCTはグルグル回るので目が回りそうです。この付近だけはアップダウンがあり、追い抜きが生じやすく、やや危険。安全速度でいきましょう。
PAやSAは基本的に小さく、夜まで混みがちです。
新名神高速道路: 難易度 ☆☆☆: この批評の確度 ☆
雑感
これも一度しか通っていないので、少しだけ。
都市高速と一般高速の昼間のような感じです。それほど危なさは感じませんが、混めば多少難しいかな?とおもって☆x3。
名神高速道路: 難易度 ☆☆☆☆☆: この批評の確度 ☆☆☆
雑感
いやあ、昼間はともかく夜&混雑では結構危ない思いをする道路です。
割と一直線な割に京都付近でアップダウンが激しい、またICやPAからの加速車線が短いんです。ですので、無理な合流がしょっちゅうです。3車線なら迷わず真ん中を走ります。
新名神との分岐となる草津JCTは草津PAと併設されています。そのため、草津PAに入ると新名神に入れなかったりするので、要注意。できれば草津PAは使わない方がよいです(小さいし)。
夜は初見殺しなので、お気をつけを。
基本的に、PAやSAが充実していません。また、SAであってもSAが小さすぎて入れなかったりガソリンスタンドがなかったりして給油も遅れがち。できれば、名古屋・大阪エリアに入る前に十分給油することをおすすめします。