agnès b. の腕時計を持っていますが、電池切れをしたので自分で交換します。
準備
型番は V654-6100 で、ムーブメントはセイコー製です。このタイプは比較的自力交換しやすく、個人でも時計屋さんの電池交換サービス1,000円と同等のことができます。
ただし、
- ムーブメントは取り外さないし、清掃も最低限しかしない。
- パッキンは交換しないので水漏れはしやすくなる。
ので注意は必要です。
必要な道具はこんなかんじ。
- 頑丈な金属針、画鋲など(ベルト分解用)
- 精密ドライバーマイナスのセット(裏蓋分解用)
- 金属クリップ(導電すること)
- シリコングリス(パッキンへの塗布用)
- 綿棒(裏蓋清掃用)
- ピンセット(あると便利!指紋ぺたぺたはよくない)
ではやっていきましょう。
交換
agnès b. V654-6100 です。実はもらい物。
ベルトを事前に1箇所切り離して、裏蓋にアクセスしやすくしておきます。頑丈なプラスチック画鋲(押しピン)があればばらせます。
裏蓋の側面を眺めていると、1箇所だけ裏蓋にすき間がある場所があります。そこに、薄い金属へらのオープナーを差込こじって裏蓋を開けます。キズがついてもよければ、精密ドライバーマイナスでもOK。ぼくは気にしないので、精密ドライバーで。
電池は精密ドライバーなどの細い棒で横にスライドさせることで取り外せます。
V654-6100 は SR920SW です。 SR920W でもよいでしょう。ダイソーとかで100円であるらしいのですが、ぼくは探すのが面倒くさかったのでホームセンターで480円の Panasonic 製を購入。
電池を装着しました。
裏蓋(の内側)に電池交換の手順が書いてあるのですが、電池交換のときは、AC(All Clear)端子と電池+をショートさせること、とありました。
ですので、電池とACと書いてある端子をクリップ等で短絡させます。
反射でわかりにくいですが、やたらキズが多い端子がAC端子です。
あとは、裏蓋の接触面を綿棒で軽く掃除して、パッキンにシリコングリスを薄く塗布して蓋を閉じます。
パッキンは裏蓋の出っ張りに引っかけてから閉じるとやりやすい。
調整
最後に、時間あわせをするのですが、電池交換のときにストップウォッチの情報が狂っているので、補正します。
竜頭を引いて、その状態で上下ボタンを同時に数秒押し続けます。すると、ストップウォッチ針が勝手に動きます。その後その針は停止しますが、おそらく狂った位置で止まりますので、上下ボタンを何度か押して、0の位置に合わせます。0に合ったら通常通りの時刻合わせをして、竜頭を戻せばOK。
まあ、このへんはセイコーのWebページにやり方が書いてあるのでご参考に。
V654のマニュアルはこのへんにあったです。
まとめ
簡単でいいね!
でも、あまりにもパッキンの劣化が進んでいたら、新たにパッキンを取り寄せた方がいいでしょう!