はじめに
アルテッツァの純正アルミホイール塗装します.
アルテッツァの純正ホイールってひどいんですよ.もちろんガリキズもいっぱいあったんですが,全然関係ないところも塗装がはがれ・割れ・至る所に白サビが発生しています.なんでこんなことに….
ちょうどスタッドレスの履き替えの時期だったんで,いい機会なのでできるだけサビを落として再塗装します.ほかのホイールにもガリキズが増えてきていて補修したくなってきていたので,その練習ってことで….いや,純正ホイールってほぼゴミなので実際再塗装すると手間も費用も大赤字なんですよ.練習と思ってないとやってられない.
あと,完全にキレイにするのは目的にしないです.いやーあまりに元が悪すぎて,頑張る気もおきないというか.
何がすごいってガリキズ周辺で白サビが発生するのは分かるんですが,キズのないスポーク側面とかに大量に白サビが発生していることでしょうか….
計画
大まかな流れとしては次のような感じ:
- タイヤをバラしてもらう(さすがにこれはお店)
- バルブを撤去
- ガリキズや白サビをがんばって削る
- 洗浄&脱脂
- 塗装
塗装ですが,とりあえず今回もロックペイントでいきます.
色はガンメタリックに半つや消しでいきます.
- プライマー:ミッチャクロン
- サフェーサー:クライマックス(ウェットオンウェット塗装)※2液ウレタン
- 色塗り:パナロック ガンメタ ※2液ウレタン
- クリア:エコロック マットクリヤー+ハイパークリヤーH(半つや消し) ※2液ウレタン
削り工程
とりあえずいらなくなったタイヤを外してもらいます.
ショップで700円/本.廃タイヤ処理300円/本だったので,実質4,000円/4本(税抜き)です.
続いてバルブを抜いておきます.おしり側をカッターとかニッパーで落として引っ張るだけ.
おしりカットしてるんで手でも抜けると思いますけど,硬いときはこういう工具もあります.どうでもいいですけど,バルブのところも白サビ出てますね….
これから削ります.頑張ります.表面はともかくスポーク側面の錆も根深くてしんどそうです….工具入んないし….
ギアアクションサンダー 80番150番くらいで削りまくります.ないと死にます.
裏面は超適当.大まかな錆だけ落としてあとはほったらかし.デザインなのかなんなのか溝加工してあって削れないし….
お風呂場で毎晩シコシコと仕上げ削り.400番で手研ぎです.しんどい.削ると塗装がバキバキ割れてきたりして,いやな予感.このあたりから,最初から剥離剤でやればよかったと思い始めました.たぶんそれが正解だった….
とりあえず段差だけ消して,一部の白サビは見なかったことにしました.やってられん.
たぶんここまでで12時間以上余裕でかかってます.ショップ行ったりいろいろ準備したりするともっと….
塗り工程
吊ります.こんなこともあろうかとカーポートは耐雪仕様にしてあります(嘘*1)ので,これにぶら下げて塗装することにします.
平置きのほうが塗りやすいのか立てた方が塗りやすいのかわからんので,とりあえず両対応にしてみます.ぶら下げてるひもは PPバンド.(カーポートと1x4木材が)重量的に結構ギリなかんじ.アルミホイール結構おもたいのね….
ホイールは2つずつ 1x4 6Fで縛り付けてみました.折れそう.こっちもギリです.節の場所によってはほんとに折れます.
簡易塗装ブース(笑)を作ります.ネットをカーポートの周りに張り巡らせただけ.でもこれだけでかなりミスト防げるんですよね.風防にもなります.この日風速6mですが,(多少のブツ・ゴミは入りますが)塗装できないことはありません.風でネットを張るのがしんどいくらい.
ネットはかなり重たいので,金属フックなどでカーポートに引っかけます.うちのカーポートは骨の端っこが小さなU字状になっていて,そこに引っかけられるラッキー仕様.
ミッチャクロンから吹いていきます.
続いてクライマックスサフェーサー.このサフェはハイパークリアーH/Sを混ぜることで研がずに生乾きの状態で色塗りに入れます.ホイールだからじろじろ見られるものでも(たぶん)ないし,今日中に仕上げたい&サフ削るとかやりたくもないのでこれを使用します.
ウェットオンウェット塗装配合の場合は,サフ後概ね30分程度で色に入れます.(でも一カ所チヂミが出たので,もうすこし待ったほうがいいのかもしれない….外気温は15度・湿度30%くらい.シンナーは標準)
ホイールは立てた方が塗りやすいと気づき水平やめました(笑).
ここでホイールのセンターカバー部にタレ発生.カバーにだいたいかくれるからいいやと続行.てきとーてきとー.
カラーはガンメタですが,大まかに配合比率次のようにしました.てきとーてきとー.
- ベース色:ファインメタリック:30
- 黒系:チンチンブラック:5
- 黄系:インドオレンジ:1
結果ですね,もう少しダークな感じにしたかったんですが,ほぼ純正色になりました….塗るまでわかんないよねー.
ちなみにガンは Meiji F-ZERO Type-R です.デビュー戦で勝手がわからず(へたくそいいわけ中w).
シンナーとかまで含めて900gくらいつくってしまったんですが,たぶん400g強しか使わず.ホイール塗装ってあんまり塗料いらないんだなとか改めて思ったり.
マットクリヤーベースを塗ります.配合比はマットクリヤーベースとハイパークリヤーHを半々に.これで半つや消しくらいです.
ちなみに,マットクリヤーは研磨するとツヤが戻ってしまうので,ゴミが入ったらもう修正はできません.ちなみに,ぼくはミッチャクロン前にタッククロスで一度拭いたぐらいであとはエアブローのみ.もちろんブツゴミありますが,まあきにしない.自分のホイールだもん.(そもそも元の状態が死ぬほど悪いし…)
おしまい
楽しい塗装の後には後片付けが残っております.
チヂミと垂れが一カ所発生(もう一カ所センターカバー部分でも垂れたけどあれは見えなくなるからノーカンで…)
なお,チヂミ部は裏側なので全く気にせず(ぉぃ
色塗りしてる途中で思い出したセンターカバー….ミッチャクロンだけでいきなりサフなしスタートに….
光源によってはあんまり差が出ないんですが,多少マットです.あとセンターカバーは純正状態でギンギラギンなので違いが強調されてるかも.
あ,やばい,タレが全部隠れない(笑)